第65回 クイーンS

  • 札幌11R G3 芝1800m

日本でも3歳牝馬のアエロリットが、古馬相手に、味のある競馬で完勝しました。

今回も前回同様に好スタートを決めた後、他が早くないこともあり、逃げの形になりました。逃げ自体はそれほど驚きではありませんでしたが、前半1000mを58秒台のペースで逃げて、失速するかもと思っていました。

3コーナー〜4コーナーでは他馬がおっつけ通しなのに、一頭だけ手綱を抑える余裕がありました。4コーナーで他馬を引き付けたときには、かつてのセイウンスカイのレースの再現をするのかと思っていました。実際、直線は後続を引き離して、2着に、2馬身半差の差をつけました。
横山騎手の騎乗は見事でしたが、力がないとできない芸当ですから、強いなと感じました。
前走も先行押し切りの強い内容だったのですが、相手が決して強くなく、最近のNHKマイル勝ち馬のその後がパッとしないこともあり、半信半疑でした。しかし、今日の内容だと今年のG1戦線の中心の1頭になるかなと思います。

開幕週のため、逃げ、先行に有利とはいえ、余力のある競馬で勝ったので、秋のG1戦線の展望が広がったように思えます。秋華賞でも牡馬相手のマイルCSでもおもしろそうな。。
G1馬なのに斤量52kgというのは反則な気はしますが、古馬G1馬のアドマイヤリードも55kgでしたから、その差を考えれば極端に有利とはいえないとも思ったり。

もう一頭のG1ホースのアドマイヤリードは案外でした。今日の展開で勝つのは難しいにしても見せ場がないのは残念でした。斤量55kgを考えると、掲示板に載らなかったので、力が抜けていないなと思いました。

(updated on 31/Jul/2017)

King George VI and Queen Elizabeth Stakes(2017年)

  • アスコット G1 芝11ハロン211ヤード


【怪物牝馬誕生!】2017キングジョージ&クイーンエリザベスS イネーブル

ヨーロッパの夏の中距離王決定戦ですが、3歳牝馬のEnableが古馬相手に4馬身半差の圧勝を収めました。
Enableはスノーフェアリー以来の英、愛オークスを連勝した馬でしたが、その実力通りにかなり強かったと思います。
道中は先行して、4コーナーから進出して(イン突きという狡すっからい手ではなく)、ゴール前でも2着馬(ユリシーズ:今年のエクリプスS勝ち馬)を突き放していましたから(2着馬もゴール前伸びていたのですが、それ以上に伸びていました)。
昨年の勝ち馬のハイランドリールは4着でした。堅実で物差し馬なので、その着差を考えても強いと思います。
レースぶりも3歳牝馬とは思えない横綱相撲で、この先も楽しみです。といいますか、凱旋門賞の強力なライバルになりそうです。

(updated on 31/Jul/2017)

文学部って何の役に立つの?

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170723-00000001-withnews-sci

今日のヤフーニュースに共感する記事がありました。
大阪大学の文学部長が卒業セレモニーの式辞で、文学部の意義に語ったものだそうです。

今のこのおめでたい席ではふさわしくない話題かもしれませんが、人生には様々な苦難が必ずやってきます

その時、文学部で学んだ事柄が、その問題に考える手がかりをきっと与えてくれます。しかも簡単な答えは与えてくれません。ただ、これらの問題を考えている間は、その問題を対象化し、客観的に捉えることができる。それは、その問題から自由でいられる、ということでもあるのです。これは、人間に与えられた究極の自由である、という言い方もできるでしょう

人間が人間として自由であるためには、直面した問題について考え抜くしかない。その考える手がかりを与えてくれるのが、文学部で学ぶさまざまな学問であったというわけです


私も物理を専攻していて、いわゆる世の中の生活向上に直結しない学問を専攻していたため、学部長の悩みは理解できます。

生活に直結することだけが学問ではないですし、自分が知らない世界を知ったり、その中で自分を見つめ直すことが、とても意義のあることですし、それが許されるのが学生の期間の権利だと思います。


10年くらい前から国立大学も工学部や法学部などわかりやすい分野にお金が注がれるようになり、基礎学問がないがしろにされている感じがして、不安に思っています。お金がないと学生も集まらなくなるでしょうし。

余談ですが、ここ数年はノーベル賞受賞が続いていますが、この傾向に歯止めがかからないと、中国みたいに基礎学問がガタガタになるような気がしています。

ジャコメッティ展

国立新美術館が開催されているジャコメッティ展に行ってきました。ジャコメッティは現代作家の中で興味がありながらも、なかなか作品を見る機会が少なかったため、今回の回顧展はいい機会でした。

夕方の時間帯に行ってきましたが、夏休みにも関わらず、ゆっくり鑑賞できました。ジャコメッティの彫刻、デッサン/素描写で構成されていました。彫刻は3-4割程度だったと思います。

元々スイス出身で、パリに出てきた頃はシュルレアリスムの影響を受け、キュビズムの作品を残していました。「コンポジション」や「キューブ」というタイトルだと何を表現したいのか、もはやわかりませんでした。ジャコメッティキュビズムの作品を作っていたのを初めて知りましたので、彼の作品の変遷を知る上では、よかったと思います。

そのあと、人物に向き合い、細身の彫刻作品になっていくわけですが、無駄を削りつつ、小さくなりすぎないように、被写体と向かいあった結果、あの作風になったんだなと感じました。だからこそ、作品からエネルギーを感じるのかなと思いました。

印象に残ったのは、「犬、猫」の彫刻、ヴェネツィアビエンナーレの際に作られた「ヴェネツィアの女たち」、NYのチェース・マンハッタン銀行のために作成された巨大モニュメント群です。こちらは巨大モニュメント群の写真です。

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那須

今日は那須へ遊びに行ってきました。国内の首都圏外へ行くのは久しぶりでした。
まずアルパカ牧場に行きました。快晴ではなく、標高がやや高いところにあるためか、そんなに暑くはありませんでした。
周りは草が生い茂っていて、きれいな小川が流れていてアルパカの育成に適した環境なんだなと思いました。
アルパカは夏の暑さ対策のためか、毛皮が刈られていました。直接触ってみましたが、頭の刈られていない部分は保温性に優れてると感じるほど密度が濃い感じでした。刈られた所も予想外にモフモフしてました。
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またつぶらなひとみが可愛くて、アルパカを見ているだけで満足しました。
初めてアルパカをまともに触れ合った気がしますが、可愛かったです。特に生後2ヶ月のこの仔は可愛かったです。
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アルパカに興味がない方には飽きるかもしれませんが、難しいことを考えずにアルパカを見たり触ったりする分には充分満足できると思います。


そして、お昼は「茶屋卯三郎」というお店でいただきました。食べログの点数が高いので、混雑しているとおもっていましたが、実際30分くらい待ちました。
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もち米のおこわ、うどん、デザートの餅、いずれもモチモチで、野菜も美味しかったです。見た目以上にボリュームがあり、満足でした。


その後は温泉に浸かって帰りました。施設は決して新しくなく、内風呂、露天風呂、サウナという最低限の設備が揃っている感じでしたが、価格がリーゾナブル(¥650)で、あんまり混雑してなかったため(客層は観光客よりも地元民の印象でした)、案外良かったです。
温泉特有のヌメリがあり、肌にいい感じでした。何よりサウナと露天風呂の組み合わせがあれば、充分にマッタリ満喫できる気がしました。

将棋人気?

中学生の藤井四段が前人未到の29連勝を達成したことで、マスコミに将棋が取り上げられることが多くなりましたね。

とはいえ、藤井くんの食事を追っかけたり、対局の場に多数のカメラマンが駆けつける様は見苦しいなと思います。。対戦相手がかわいそうです。そんな環境でも勝ってしまう藤井くんの集中力は凄まじ過ぎますが。。その相手に勝った佐々木五段もすごいです。

 

将棋は昔から興味があって、駒の動かし方は理解しているのですが、囲いなどの戦術を理解していないため率直にいって弱いです。

また家族で将棋を指せる人がいなく、無料で遊べるアプリもなかったので、上達に対するモチベーションが沸かなかったのもあります(言い訳がましいですね)。

それなりに上手な人と指していると、数手先を予想しながら指しているので、頭がいいなと思います。私は目先の予測すらままならないですから。。

 

ところで話は変わって、今年の4月に千駄ヶ谷にある将棋会館に行ってきました。駅から近いとはいえ、周りは普通の住宅街でした。

 

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その時は藤井君目当てでなく、「3月のライオン」が好きで、その影響で行ってきました。このときは、他の訪問客は一組だけでしたが、今は多そうですね。

第19回 ジャパンダートダービー

  • 大井11R D2000m G1

久しぶりに地方所属馬が勝ちました。東京ダービー馬のヒガシウィルウィンが内から抜け出しを図ったサンライズソア(川田騎手の騎乗は完璧だったと思います)をゴール直前で差し切りました。

実力差がつきやすく、ゴール前では大勢が決まっていることが多いダート戦で差し切ることが珍しく、かつ地方所属馬が中央馬に勝ったんですから、現地はかなり盛り上がったと思います。

勝ち馬のヒガシウィルウィンは道中先団後方を追走していましたが、ゴール前の伸び脚は素晴らしかったです。主戦の森泰斗騎手が怪我のため、本田騎手が乗り替わっていましたが、落ち着いてエスコートしていたのも良かったです。

サウスヴィグラス産駒で2000mを走りきったことに少なからず驚きの声もあるようですが、祖父のエンドスィープも基本短距離血統ながらアドマイヤムーンなど例外もいますので、それほど驚くことではないかなと思います。

本馬に関してはレースを経るごとにパフォーマンスがアップしていることが何より素晴らしいです。正直羽田盃で500万下レベルの馬に負けた時は、南関はダメだなと思っていたのですが、東京ダービーで6馬身差の圧勝を収めたときは強いと思ってましたが、このレースを勝つとは予想していませんでした。

南関の3歳クラシックの連戦で疲れが溜まっていると思いますので、秋までじっくり休養して、無理のないレース選択をしてほしいと思います。今後も楽しみです。

 

中央馬のレベルが高いのかわからないのですが、それは今年に限った話ではないと思います。3歳ダート重賞自体少ないのでそこで派手なパフォーマンスをしないと目立ちにくい側面はあると思います。何れにせよ地方G1で中央馬を破ったのは素晴らしいことだと思います。特に最近は最近は地方馬JRA勢に全く歯が立たなかったので、なおさら。

 

七夕

日曜から気温だけでなく、湿度も上がって蒸し暑い日が続いて大変です。クーラーを解禁しました。

月曜から最寄り駅の商店街で七夕の笹が数本飾られていて、風情があります。結構な大きさで本格的だと思います。

特に中学以降は身近に七夕を感じる機会がなかったので、いいなと思います。

七夕は節分などのイベントと違って、コンビニのイベント商戦の餌食になっていないので、このままであってほしいなと思います。

ブリーフケース

夏のセールシーズンですが、今の会社では夏のボーナスは支給されませんので、お買い物は控える予定です。

 

それはさておき、少し前にこちらのブリーフケースを新調したのですが、結構いいです。

今まではA4タイプを使っていたのですが、今の仕事は外出することが多く、ノートPCだけでなく、ACアダプターなどを入れると手狭に感じることが多くなり、一回り大きなB4サイズで、リュックにもなるタイプを探していました。

この商品はポケットもほどほどに豊富で、見た目がスラッとしている点が良いと思い、購入しました。

一か月ほど経ちましたが、特に問題なく使えてます。値段は決して安くはありませんが、とても満足しています。

 

久しぶりの銀座

1年以上ぶりに銀座にきました。

1年しか経ってないとはいえ、東急プラザ銀座や銀座シックスが開店したり、ニトリが進出したり、LOFTが移転したり、店の移り変わりが激しいなと思いました。

人出は多かったですが、中国人の観光客は言うほど多いとは感じませんでした。海外からの観光客はそれなりにいましたけど。

最後に写真を1枚。シネスイッチ銀座ですが、10年ほど前に1度だけ行ったことがあります。感覚的には以前よりこのようなミニシアターは減ったなと思っています。

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