後輩の内定祝い

今日は研究室の後輩の小川くんの内定を祝うために飲みました。
(彼の内定自体は6月頃に決まったのですが、研究室が忙しく今日になってしまいました。)
彼のほかにM1が2人、B4が1人来てくれました。
場所は銀座で飲みました。銀座は勿論、東京の真ん中で飲むのは初めてでしたので、学生のみんなと同じく最初店に入るときはどぎまぎしました。
お店は宮崎地鶏のお店でなかなかよかったです。みんな安いメニューで遠慮してたので、(せっかく東京で飲むんだから)少し奮発して「鳥のしゃぶしゃぶ」を注文しました。なかなかおいしかったです。それ以外のメニューもおいしかったです。


研究室の近況や学会のお話などを聞くことができて楽しかったです。
やる気のあるマスターが5人もいるのですが、金欠で苦しいという話を聞いたときは本当にもったいないなあと感じました。私のころはあんまりメンバーがいなかったので、自分のテーマ用の装置に200〜300万使ってくれたので、なおさらです。
『某学科の友達が「液体窒素は極低温だよ」って自慢してたけどありえないよね?』って話をしたら、みんながうけてくれたのが印象的でした。まあね、0.6Kとかで普通に測定してたら笑っちゃうよね。ちなみに私の時は測定温度範囲が1.5K〜、測定圧力範囲が〜2.0GPaだったのに、今ではそれぞれ0.6K〜、〜2.6GPaになっていてすごいなと思いました。


ただここ2,3ヶ月で目覚しい成果が現れだしているようで、CeTX3の物質で低温高圧下超伝導を観測できたというデータを見たときは本当に感動しました。TNの山がなだらかになり、Tscのピークがはっきりとあらわれている様子は見事です。自分も観測したかったなあ。Tscの転移は本当にdrasticで測定も大変らしいですが、コツをつかんでいるようでしっかり確認できました。

測定装置もかなり改良しているようで、クライオスタットのパーツを自前で旋盤で加工しているのはすごいです。本当に実験屋だね〜。あとは測定端子のヒーターの取り付け方を変更したことを聞きました(詳細は秘密)が、はすごいと思いました。Spotweldのテクが上達しないとできない技です。


一番感動したのはM2の小川くんの成長振りです。4年のころはほとんど研究ができず(かつ得意分野もなく)、どうなることかと思いましたが、今では自分や交流比熱の装置を改良できるようになり、自分の測定のために2徹した、という話を聞いて感動しました。データもしっかり出しているので、解析を進めれば立派な修論を書けると思います。期待したいです。(先生から激しいプレッシャーを受けていたとはいえ、)2年前はここまで成長するとは想像してませんでしたから。自分もがんばらないとなあと、励まされてしまいました。


とにかく楽しく飲めてよかったです。来てくれたみなさん、ありがとうございました。