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インベージョン [UMD]

正直、ストーリーはB級でしたが、役者さん（特にニコール･キッドマンとその息子役の子役）の演技がよかったです。本当の親子みたいでした。
「冒頭のスペースシャトル墜落シーンは激安のしょぼいCGやん」とか突っ込みどころも多々ありましたが、全体的にはまあまあかな？

要は宇宙からやってきた細菌状生命体の侵略を防ぐために、解決の鍵をもつ子供を守るために母親が奮闘するお話です。最後の方は意外に激しいカーアクションとかありましたが。

地球外生命体に感染された人間は感情をなくして同じ価値観を持つようになるのですが、街中に感情のない人間があふれている様子はかなりこわかったです。
感染された人間たちがみんな１つになる（つまりは異物を除去する）という目的のために団結する様子なんかは、独裁者に操られて戦争している人間を見ているようで怖かったです。とにかくみんなが同じ価値観を持っている状態というのは異常だなと思いました。たとえ多少なりと衝突があったとしても、人それぞれ異なる価値観を持っているのは自然なことだと思います。

監督は「es」や「ヒトラー 〜最期の12日間〜」を撮ったオリバー・ヒルシュビーゲルらしいです。後で知ったのですが、言われてみればなるほどと思いました。