御陣乗太鼓

押入れを整理していたら、学生時代の太鼓に関する資料が出てきたので読んでいました。
その中で「御陣乗太鼓」に関する衝撃的な事実を知りました。
「御陣乗太鼓」は石川県の能登半島に伝わる民俗芸能で、『上杉謙信の軍勢を夜陰にお面と太鼓の奇略で撃退し、村の平和を守った太鼓として伝わる』という話を聞いていました。
しかし、その『由来譚は昭和の初め、名舟の村長が考えたものらしい』とある資料に書かれていました。
本来は他の多くの伝統的な太鼓曲と同様に祭礼の行列に伴う道行きの太鼓曲らしいです。


最初は「え〜〜〜〜!!!!」と思いました。今まで村長の作り話に騙されていたのかと少し悲しくなりました。
それにしても上手い由来を考えたなと感心しました。
由来がどうあれ、生の太鼓は本当に迫力がものすごいです。村長の由来譚を信じてしまうぐらいに。