トゥルー・ストーリーズ

トゥルー・ストーリーズ (新潮文庫)

トゥルー・ストーリーズ (新潮文庫)


お金にまつわる自伝的なエッセイや嘘のような本当なお話をつづったものです。
著者の小説は読んだことはなかったですが、タイトルに惹かれてつい買いました。


自分の仕事が軌道に乗り出した時の著者の気持ちを綴った以下のフレーズが一番印象に残りました。

人間、とにかくどこかからはじめるしかないのだろう。望んでいたほどの速さで動いてはいなかったかもしれないが、とにかく動いてはいた。ちゃんと自分の足で立って、よたよたながら一歩一歩前に進んでいた。でもまだ、どうやって走ったらいいかはわからなかった。