死神の精度

死神の精度 (文春文庫)

死神の精度 (文春文庫)


人間に扮した死神を主人公にした短編集です。
それぞれバラエティに富んでいて、意外なオチが用意されていてよかったです。
死神がおもしろいです。味覚がないので肉料理の備え付けの人参を美味いと言ったり、普通の人とずれたところがいいです。
ワザとダサい眼鏡をかけた青年の片思いの話が一番よかったです。ちょっとうるっときました。