爆笑問題の日本人の教養(7/22 OnAir分)

縄文・弥生時代の遺跡から発掘される古人骨のDNA分析を手がけた研究者の篠田謙一さん。次の言葉は本当に一番印象的でした。

民族の移動はアクシデントでおきたかもしれない。(中略)
いくらやっていても、どこに行っても国が出てこないんですよね。で、ある時何かこうやってみんなが分かれたところに、こうやって定規で線を引っ張って「ここは私の国!」っていう感じにしているのかな、というふうにも思うんですけどね。

『65億にものぼる人間のルーツをたどるとすべて東アフリカのわずか数千人のグループに行き着く』ということを発見した人だからこそ、説得力がありました。そんなことに思いをはせることができたら、他人を民族とかそういう括りではなく、一個人として見ることができるのになあ(なかなかできないんですよね)と考えてしまいました。