意味がなければスイングはない

意味がなければスイングはない (文春文庫)

意味がなければスイングはない (文春文庫)


村上春樹氏の音楽エッセイ。ジャズ、ブルース、クラシックなどさまざまなジャンルのミュージシャンが取り上げられています。
元々3ヶ月に1回発行されるオーディオ専門誌に寄せられた30ページ程度のコラムをまとめたものですが、どのミュージシャンについても資料や音源を調べて丁寧に書かれいますし、専門家ではない一般の視点で書かれていますので、わかりやすかったですし、著者の思いも伝わってきました。
個人的には村上春樹の小説よりもエッセイのほうが好きだなと改めて思いました。