ザ ・バンク


原題は『THE INTERNATIONAL』。個人的には原題のほうがカッコいいと思うのですが、邦題のほうがわかりやすいといえば、わかりやすいですけどね…。
国際的なメガバンクの陰謀をインターポール捜査官が追いつめるお話です。最初このお話は銀行の陰謀をあばくのがテーマかなと思っていましたが、そうではなく中盤で陰謀の大枠がわかってしまうので、単純に悪者をやっつけるお話になってしまったのが残念でした。このお話がユニークなのは悪者が銀行であることで、それ意外はオーソドックスなサスペンスアクションの映画だと思います。
とはいえベルリン、ミラノ、ニューヨークなど世界中を舞台にした追走劇がテンポもよく進むので見てる分には楽しめました。それだけならわざわざレビューを書かないのですが、この映画の最大の見所は中盤のグッゲンハイムの銃撃戦です。このシーンは予想以上にすごかったです。銃撃戦でおもしろいと思ったのは久しぶりでした。グッゲンハイムの特徴をうまく活かしたシーンでした。スタッフの誰かはけっこうな時間をかけて構想していたのではないかと思うぐらい良かったです。