秋田民謡大会

去年は会場係兼雑用係でしたが、今年はタイム係で進行のお手伝いをしました。
コンクールには200人近くの方々が参加するのですが、全ての人に対してなるべく平等に審査するために一人当たりの持ち時間が決まっています。唄ならば1分半です。もちろん1番の演奏時間が丁度1分半に収まる曲はなかなかありません。1番の長さが1分10秒程度なら若干時間が余る程度でいいのですが、1番が50秒程度の短い曲や1番が1分30秒を越える長い曲もありますから、そういう場合には制限時間になったら合図(サイレン)を出して、1番もしくは2番の途中まで歌ってもらうことになります。そのサイレンを出す係になったわけです。係は二人で担当して、わたしは約100人近くの審査時間の測定をしました。
演奏時間に差があるとクレームになりますし、あまりに時間に余裕を持ちすぎると終了時間が遅くなってしまいますから、責任重大でした。結果的には時間を超過することなく、また大きなクレームもなく無事に仕事ができて良かったです。かなり疲れました。
基本的に歌詞がわかりませんのでどこで切ればよいのかさっぱり検討もつきませんでしたが、最終的には『本荘追分』と『秋田草刈り唄』は1番終了時に合図を出して、それ以外の曲は制限時間まで歌わせればよいと気づきました。


ただ時間を計るだけでなく、同じ唄を何度も聞きましたので、唄の勉強にはなりました。少しショックだったのが、『本荘追分』の1番の歌詞がわらびの自慢だったことです。コンクールでは1番の歌詞を歌うことが多いですから、何度も聞きました。三味線の伴奏がかなり華やかなのですが、それなのにわらびの自慢しか歌っていないのはなんだか残念に思えました。