衆議院総選挙

小選挙区で幹部クラスや現役の閣僚が負けるのはびっくりでした。首都圏では優勢かなと思いましたが、まさか圧勝するとは思いませんでした。前回の郵政選挙で自民党が圧勝して獲得した300議席を越えた(異常と思えるぐらいの大勝でした)のは冷静に考えるとすごいです。選挙の直前で『民主圧勝』のニュースがあったので、揺り戻しもあるのかなと思っていましたが、そんなことはありませんでしたね。よっぽどみんなが自民党に対して愛想をつかしたんでしょうね…。
そもそも今まで自公が票を獲得できた要因として支援団体の存在が大きかったと思うのですが、今回その影響が小さかったかもしれませんが、自民党の票がここまで落ち込むとは思えませんでした。また小選挙区制の影響も大きいと思いました。議席数は約1対3ですが、票数差としてはそこまで差はなくて、多くの選挙区で激戦だったことから、僅差で勝った選挙区が多かったことが民主党が躍進した大きな理由だと思います。その小選挙区制を提案したのが細川政権を影で操っていたともいわれる小沢さんで、彼の選挙に対する手腕は恐ろしいなと思いました。

自民党は選挙期間中は民主党に対する批判ばかりしていて、実績以外特に主張していなくて、野党のように見えてがっかりしました。特に高速無料化などのばらまきを批判していましたが、少なくとも自民党にはその資格はないと思います。山本さんみたいに今回の結果を受け止めて、反省してほしいと思います。


民主党政権になったからといって、政策的に大きな転換が起きる事を期待していませんが、族議員に代表される官僚との癒着が少しでも解消される事を期待しています。早速対米外交に対する懸念のニュースが飛び交っていますが、今までの自民党の外交は対米従属以外の何者でもなかったですが、アメリカの影響力が揺らいでいる今はしたたかな外交してくれたらいいなと思います。アメリカのニュースにもいろいろな立場があると思うのですが、日本のマスコミは対米従属を望むようなニュースソースしか引っ張ってきているようにしか見えないの鵜呑みにしないほうがよいのではと思っています。