第142回天皇賞・秋

  • 東京11R 芝2000m G1

前日に台風が直撃して馬場状態が心配されましたが、稍重まで回復して、シルポートが平均ペースで引っ張ってくれたおかげで、実力馬が実力を発揮できる締まったレースになりました。
ブエナビスタは重馬場の鬼である父スペシャルウィークという血統もプラスに作用したとは思いますが、素直に強いと思いました。残り300mでムチも使わずに先頭に立って後続を突き放したレース内容は文句はありませんね。春先は本調子じゃなかったんだと改めて感じました。
2着のペルーサは難しい馬ですね。最後の末脚は見事でした。しかも比較的外が伸びない府中の重馬場でアーネストリーを差し切ったのですから、強いなと再実感しました。とはいえ、もはや有名になってしまった出遅れ癖を解消しないとG1は難しいですし、馬券を買う方としても悩ましいです。。
アーネストリーは力のあるところを見せてくれましたが、本調子のブエナビスタとは力差があるのでしょう。有馬記念では中山のコーナーを上手く回れば逆転も可能だとは思います。父グラスワンダーなので広いコースよりは小回り、急坂コースの方が向いていると思います。
4着のオウケンサクラは平均ペース以上で先行するとしぶといですね。この特徴は先週の菊花賞を勝ったビッグウィーク同様バゴ産駒に共通していえそうです。