福島原発関連@2011/4/13

国際原子力事故評価尺度(INES)で最も深刻なレベル7(チェルノブイリ事故と同ランク)に(今さら)暫定評価されてしまった福島原発ですが、原発の事故に関する社説記事で注目すべきものがありましたので、引用します。
日経の東電の悪夢、問われる原発の合理性という記事です。

株主は大事故を起こせば株価が暴落するリスクに耐えられるのか。そして危険を覚悟で事故処理に立ち向かう従業員を今後も確保できるのか――。電力会社のステークホルダーだけでなく、国民全体の電力事業への価値観が見直されるべき時期に来ている。

40年以上運転しないとコストの明確な優位性がないという時点で、コストメリットが高くないと思わざるをえません。今回の福島原発の解体にしても30年もかかるという試算もありますからね。


他には原発付近に住んでいると思われる方が書かれた、福島には原発が必要だったという日記も印象に残りました。
原発賛成派の地元住民の正直な気持ちが書かれていると感じました。
そのような声を聞くと、なおなさ原発に依存する社会に対して疑問をもたざるをえません。

政府や東京電力は、原発事故対応がままならず、かつそのような不安を形で払拭するのか全く提示できないのに、『自粛をやめて今までどおりの生活を送りましょう』というのには違和感を覚えます。