第16回NHKマイルカップ

  • 東京11R 芝1600m G1

1番人気のグランプリボスが快勝しました。フォーエバーマークがハイペースで軽快に逃げたため、締まったレースになったと思います。
グランプリボスは道中では中段前目の位置で折り合いに専念していました。直線は抜け出すのに少し苦労しましたが、残り200mほどのところで先頭に立ち、後続の追撃を振り切りました。この馬は折り合れば終いはしっかりした脚を使うなと思いました。タイムも1.32.2で水準以上だと思いますし、3歳マイル界の中では実力が違うと思います。先月末に亡くなった父サクラバクシンオーに始めてマイルG1をプレゼントできましたね。サクラバクシンオー産駒ですが、母父サンデーサイレンスということで、距離の幅が広そうですね。(折り合いが前提ですが)マイル、1800mあたりは問題ないかと思います。バクシンオーの後継種牡馬の有力候補だと思います(既にG1を2勝していますし)が、ただ母父サンデーサイレンスなので配合相手に苦労するかもしれません。
2着のコティリオンは力が違うところを見せました。1着とはマイル特性というかレース運びの差が出てしまった感じだと思います。3着にはディープインパクト産駒のリアルインパクトが入りました。前走大敗していたのですが、馬券としては面白いとは思っていました。というのはディープインパクト産駒は連勝する馬が少なくて、前走大敗から巻き返すケースが多いからです。ただ前走二桁着順にも関わらず同様に考える人が多かったのか、4番人気と予想以上に人気がありました。。


勝ったグランプリボスは去年陣営から欧州遠征するという話が出ていて今後が楽しみなのですが、某競馬のポータルサイトではその対戦相手としてフランケンが噂されているようです。わたしもフランケンが出走した2000ギニーを見ましたが、正直化け物だと思いました。スタートから先頭に立って、道中も圧倒的なスピートで他馬を突き放すという無茶苦茶なレースでした。それでも6馬身差の圧勝をするのですから、エンジンが違うとしか言いようがありません。