- 出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメント
- 発売日: 2010/08/06
- メディア: DVD
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伊坂幸太郎さんの同名小説の映画作品です。本作は伊坂小説の特色が生きているように感じました(小説は未読ですが)。
首相爆発犯に仕向けられた一般市民の主人公が公安から逃げる、というストーリーです。
なぜ主人公が犯人に仕向けられる必要があったのか、などサスペンス要素もあるのですが、そこにはほとんど触れずに逃亡や青春時代の思い出などのエンターテインメントに徹していたので、それはそれで良かったと思います。逆に言えばサスペンス的な展開を期待した人にとっては物足りない作品かみしれません。2時間半近くある長い作品ですが、飽きずに見ることができました。
主人公の逃亡っぷりもスーパーマン過ぎずに、職業を活かしたりして、ファンタジー過ぎなかった点もよかったです。1番良かったのはラストシーンと冒頭シーンの意味がわかるところです。