第151回 天皇賞・春

ゴールドシップが3回目の挑戦で初めて春天を制しました。
ゲート入りにかなり手こずって、スタートダッシュがつかず、最後方におかれた時点で正直ダメだなと思いました。ただ、今回は横山騎手が1周目のゴール板を過ぎたあたりから、徐々にポジションを押し上げ、2週目の向こう正面でスパートをして、スタミナ勝負にもっていった時点で「もしからしたら勝てるかも」と思いました。3コーナーの下りでは抑えつつ、最後の直線ではしぶとく粘るカレンミロティックを残り100−50mくらいの時点で差し切り、フェイムゲームの猛追を凌ぎきりました。
この馬には、こういうレースが合っている(そういうレースでないと勝てない)と思います。横山騎手の好騎乗だったと思います。最近は阪神でしか勝てていませんでしたが、相手関係やコースよりも自身のレースができるかどうかがポイントだなと改めて感じました。ただ、普通の馬はこんなレースはできませんね。この馬は、スタミナのお化けだなと思います。

2着のフェイムゲームは惜しかったですね。前走のダイヤモンドSも強かったですが、東京・京都の長距離だと安定して走りますね。
3着のカレンミロティックの好走には驚きました。鞍上が蛯名騎手でしたが、京都長距離戦だと安心できる騎手だなと改めて感じました。

7着のキズナは案外でした。スタミナがない、ゴールドシップのレースに合わないといえば、それだけなんですが、前走といい、今回といい物足りないです。直線入り口ではフェイムゲームと同じような位置にいたのにも関わらず、脚色が全く違っていましたから。。

(08/May/2015更新)