第10回 ヴィクトリアマイル

  • 東京11R 芝1600m G1

馬券が大いに荒れました。スローペースで荒れるG1は興醒めですが、今回はそうではなかったため、見ていておもしろかったです。
牝馬G1にしては珍しく平均よりも早いペースでした。前半600mが34.3で、前半1000mが56.9でした。18番人気のミナレットが逃げたのですが、直線早々にバテると思っていましたが、残り100mくらいまで粘ったことに驚きました。鞍上の江田照男騎手の逃げが絶妙でした。この馬は、過去に3連単で2983万円の穴を開けたことがあるらしく@新馬戦。
2着は2番手を追走したケイアイエレガントが入りました。残り100mすぎで、ミナレットを差し切った時は勝てるかなと思いましたが、それから足があがってしまいましたね。それでも2着を死守したのですから、大したものです。重賞を2勝もしていて上位人気馬よりもマイル適性が高かったのに、休み明けということで結果的には人気がなさすぎでしたね。
それにしても勝ち馬のストレイトガールの差し脚はすごかったです。残り200m地点では、ミナレットとケイアイエレガントで決まるかなとも思っていたのですが、それを覆したしたのですから。ここ1年は勝ち星はなかったですが、前走は順調でなかったですが、香港スプリント3着など地力は上位ですから。フジキセキ産駒は、ハイペースのマイルのスピード勝負だと強いなと思いました。
上位人気のヌーヴォデコルトとディアデラマドレは本質的にマイラーではないので、スピード不足だったと思います。岩田騎手は1番人気だと無難な騎乗が多いので、信頼度が落ちる気がします。

(21/May/2015更新)