村上隆の五百羅漢図展と麻布十番

森美術館村上隆さんの個展が開催されていたので行ってきました。
村上隆さんは世界的に有名なアーティストですが、彼の個展には今まで一度も行ったことがありませんでしたので、この機会に行ってみました。
2011年の震災後に作成された「五百羅漢図」 をメインとした近年の作品が展示されていました。
五百羅漢図」を初めとして、スケールの大きな絵画、彫刻作品が多かったです。

五百羅漢図」は多数のスタッフを雇って、短時間で完成させたと聞いて、すごいなと思いました。
アニメチックなキャラクターをモチーフとした作品が有名ですが、江戸時代の絵師の作品から着想を得て、作られたもので、自分が見聞していた作品とは作風が違って、面白かったです。多数の羅漢*1が描かれていますが、一人ひとり表情が違っているのも、面白かったです。
ポップな作品の中にも、骸骨など死生観を感じるモチーフが描かれていたり、結構面白かったです。
小難しい作品ではなく、熱量が高い作品が多いので、普段絵を見ない人でも楽しめると思います。

写真撮影が自由な点も素敵でした。最後に「五百羅漢図」の一部分の写真を載せます。
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それから、美術展に行く前に麻布十番をぶらぶらしました。
おいしそうな和菓子や食堂がちらほらあり、なかなか素敵な街でした。
「豆源」という豆菓子の老舗で、お買い物をしました。
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定番の「おとぼけ豆」と落花生に黒砂糖をからめた「出世豆」を購入しました。「出世豆」は店頭で炒れたてで、ほくほくで美味しかったです。

(1/Feb/2015更新)

*1:釈迦の教えを広めた弟子である聖人たちで、煩悩を滅し人々を救済したとされている