The Martin

邦題では”オデッセイ”という映画です。個人的には原題(”火星の人”という意味)のほうが好きです。
2時間半というやや長めの映画でしたが、最後まで飽きずに楽しく見ることができました。科学公証の観点でいろいろ突っ込みたくなる箇所もありましたが、おもしろかったです。最近見た”スティーブ・ジョブズ”が期待はずれで、退屈だったのも影響しているかもしれませんが。

火星に一人残された宇宙研究員が1年半以上火星で生き残る、という話です。

開始早々大嵐に見舞われて、主人公だけが取り残されるというタフな設定です。最初取り残された状況がかなり過酷でしたが、マット・デイモンが演じたワトニーが植物学者という設定なので、自分でじゃがいもを栽培したりする様はたくましかったです。「宇宙版DASH村」という口コミも納得でした。
じゃがいもが収穫できて、地球と通信できるようになって軌道に乗ったと思ったら、基地の入り口が破壊されて、じゃがいもが絶滅したときの絶望感はすごかったです。
それからNASAや、最初一緒に行動したクルーたちの協力で、なんとか救出された様はハラハラでおもしろかったです。主人公だけではなくて、たくさんの人の助けで助かったという展開はよかったと思います。大きなプロジェクトになればなるほど、たくさんの人の力が必要になりますから。エンドロールのラストで、「たくさんの人の力で完成できた」というメッセージがあったのですが、力強く感じました。