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第36回 ジャパンカップ

  • 東京11R 芝2400m G1

武豊騎手騎乗の1番人気のキタサンブラックが2馬身差の完勝を収めました。
このレースに関しては、武豊騎手に完璧にコントロールしたと思います。そしてその要求に100%応えたキタサンブラックも見事でした。まずいつものように好スタートを決めてからは、前半を61秒台のスローで入り、4コーナー手前で加速しつつ、残り400mで他馬を引きつけてから、他馬よりもワンテンポ以上遅らせてスパートする競馬は完璧でした。残り400m過ぎで武豊騎手が鞭を入れて伸びた時に勝負あったかなと感じました。それにしても武豊騎手の鞭を持ち替える所作は本当に格好いいです。
府中は以前よりもタフさを要求されないコースになりましたが、それでもグレードレースであんなに完璧な逃げは、なかなか見れないと思います。
もしも他の馬が競って多少ペースが上がっても、この相手なら着差こそ縮まったものの大きくは崩れない気がします。3歳時の日本ダービーで惨敗したのは、コース適正ではなく、馬が完成されていないのと、ペースの問題だった気がします。今時、この馬のように中央4場所(小回り、広いコース関係なく)で安定して好走できる一流馬は少ないと思います。ペースに注文がつくものの、抜群の操縦性でレースの自在性もあるので、なかなか崩れない気がします。


キタサンブラック以外に関しては不満が残る内容だったと思いますが、勝ち馬に対してプレッシャーをかけ続けて、最後まで脚が残ると判断した馬、騎手がいなかったのだと思います。
4着ゴールドアクター、5着リアルスティールは先段につけたものの、そのせいで最後伸びあぐねましたし。リアルスティールに関してはムーア騎手がキタサンブラックに勝つことを意識して先行したのだと思いますが、馬のスタミナが付いてこれなかった形ですかね。
2着サウンドオブアース、3着シュヴァルグランは中段から差してきた馬たちが入着しました。サウンドオブアースは残り200mくらいは伸び脚がよかったですが、ゴール前の脚色は1着と変わりませんでしたので、相変わらず使える脚は短いと感じました。シュヴァルグランは力をつけているとはいえ、G1で自分から勝ちに行くレースは厳しいかなと感じます(上の着順を目指すためには今日のレース選択は正しかったと思います)。
ですので、4/5着と2/3着は実力差ではなく、展開の差だと思います。
また13着に惨敗した3歳のディーマジェスティは残念です。この秋はあまりいいところがありませんでしたから、ゆっくり休養して、立て直して欲しいです。

(updated on 29/Nov/2016)