嵐山

新年早々ですが、初詣ついでに嵐山を観光に行きました。嵐山は何度か行ったことはありますが、今回は嵐山駅から離れたスポットに行ってみました。

まずは光源氏のモデルとなった源融公の別荘だった清凉寺に行きました。入口の仁王門は立派でした。京都の寺院は入口の門が立派なところが多いなあと改めて感じました。
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本堂には国宝の釈迦如来像がありました。他には多数の曼荼羅図が展示されており、また室町〜江戸期の権力者との所縁を示す資料がありました。


その後は愛宕念仏寺まで歩きました。結構距離はありましたし、登り道でしたが、清凉寺から30分はかからなかったと思います。ただ、愛宕念仏寺まで歩いている方はほぼおらず、敷地内も私以外は海外の観光客しかいませんでした。嵐山駅から2.8km離れているので歩いていく人自体少ないかもしれません。
このお寺には多数の羅漢像がありました。これらは戦後作られたものらしいですが、一体一体表情が違って、苔をかぶるものもあったり、味がありました。
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本堂には鎌倉時代に作られた千手観音像が奉納されていましたが、唐招提寺の物と比べると見劣りしました。


そして嵐山駅の方に戻って、化野念仏寺に参りました。このお寺には多数の石塔や石仏が葬られており、特に西院の河原と呼ばれる一体にはたくさんの石塔があり、圧巻でした。多数の霊たちの冥福を祈りました。
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それから境内には立派な竹林があり見事でした。嵐山駅近くのスポットとは違って、人が少なかったので、じっくり満喫できました。
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次は嵐山駅に戻って、俳人向井去来の閑居跡である落柿舎に行きました。以前近くを通った時は時間がなく、スルーしましたが、今日は中を見学しました。
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冬なのに柿の木に柿が実っていて驚きましたが、茅葺き屋根の建物で風情があり、四畳半の部屋など俳諧を嗜んだ方の建物だなと感じました。いくつか句牌がありましたので、俳句好きなら楽しめると思います。


最後に阪急で一駅移動して、松尾大社に行きました。この神社は酒造繁栄のご利益があるとされ、お酒屋さんがたくさん参詣されるそうですが、健康長寿の御利益もあるそうです。確かにたくさんの酒樽が奉納されており、他の神社とは違うなと感じました。
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他には巨大な絵馬のインパクトが大きかったり、樽みくじと呼ばれる変わったおみくじなどがありました。
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お参り自体は混雑しておらず、並ぶこともありませんでした。川崎大師や神田明神のような大行列を覚悟していたのですが、拍子抜けでした。

この日は、結構雨が降っていて、嵐山では雨宿りをしたほどでしたが、帰りの時間、綺麗な虹がかかっており、写真を撮ってしまいました。
たくさん歩きましたが、たくさんのスポットを巡れたので充実した一日になりました。
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(updated on 05/Jan/2017)