第19回 ジャパンダートダービー

  • 大井11R D2000m G1

久しぶりに地方所属馬が勝ちました。東京ダービー馬のヒガシウィルウィンが内から抜け出しを図ったサンライズソア(川田騎手の騎乗は完璧だったと思います)をゴール直前で差し切りました。

実力差がつきやすく、ゴール前では大勢が決まっていることが多いダート戦で差し切ることが珍しく、かつ地方所属馬が中央馬に勝ったんですから、現地はかなり盛り上がったと思います。

勝ち馬のヒガシウィルウィンは道中先団後方を追走していましたが、ゴール前の伸び脚は素晴らしかったです。主戦の森泰斗騎手が怪我のため、本田騎手が乗り替わっていましたが、落ち着いてエスコートしていたのも良かったです。

サウスヴィグラス産駒で2000mを走りきったことに少なからず驚きの声もあるようですが、祖父のエンドスィープも基本短距離血統ながらアドマイヤムーンなど例外もいますので、それほど驚くことではないかなと思います。

本馬に関してはレースを経るごとにパフォーマンスがアップしていることが何より素晴らしいです。正直羽田盃で500万下レベルの馬に負けた時は、南関はダメだなと思っていたのですが、東京ダービーで6馬身差の圧勝を収めたときは強いと思ってましたが、このレースを勝つとは予想していませんでした。

南関の3歳クラシックの連戦で疲れが溜まっていると思いますので、秋までじっくり休養して、無理のないレース選択をしてほしいと思います。今後も楽しみです。

 

中央馬のレベルが高いのかわからないのですが、それは今年に限った話ではないと思います。3歳ダート重賞自体少ないのでそこで派手なパフォーマンスをしないと目立ちにくい側面はあると思います。何れにせよ地方G1で中央馬を破ったのは素晴らしいことだと思います。特に最近は最近は地方馬JRA勢に全く歯が立たなかったので、なおさら。