今回の旅行で訪れたフィレンツェの美術館の感想です。
アカデミア美術館
こちらには多くの人が知っているダビデ像が収蔵されています。美術館は通りにさりげなくある感じで、最初どこか判別に困ったほどでした。
他にもラファエロの絵やミケランジェロの他の作品もありますが、ダビデくんの存在感が圧倒的でした。
時間やお金がない場合は、シニョーリア広場のものでも十分かもしれませんが、実物を間近に拝む事ができ、良かったです。
ウフィツィ美術館
こちらはシニョリーア広場のすぐ近くにある、世界有数の美術館です。
フィレンツェ・パス専用レーンでも行列ができており、驚きました。入場締切間近(pm5時)だったため、10分強の待ちですみました。フィレンツェ・パスを持っていない知り合いはこの日40分くらい待ったようですので、フィレンツェ・パスの威力は違うみたいです。
中に入ってすぐの回廊にも多数の彫刻が展示されており、違うなと思いました。この美術館は中世〜ルネサンス期の作品が収蔵されておりますが、私は時間が限られておりましたので、ルネサンス以降の作品に絞って回りました。
最初ジョット、リッピからボッティチェリから見ていきましたが、作風の変化が見えてきて面白かったです。
ボッティチェリは中世の伝統的な構図などを踏襲しながらも、淡い色使いなど、うまく言葉に表現できませんが、オーラが違っていました。こちらはフレスコ画の「受胎告知」ですが、ダヴィンチとは違った味があってあるなと思いました。
他にはラファエロ、ティツィアーノ、カラヴァッジョの名画も複数個展示されており、贅沢な気分になりました。
そしてなんといってもダヴィンチの作品を3点間近に見ることができ、本当に良かったです。
これは師匠のヴェロッキオと描いた「キリストの礼拝」です。彼の作品は背景知識があると深く楽しめ、また数学的にも計算されているため幾何学的な美しさも何となく感じました。
1時間半ほどの滞在でしたが、とても充実した時間を過ごすことができ、満足しました。
(updated on 13/May/2018)