2018FIFA ワールドカップ Russia その2

F組予選:ドイツ vs メキシコ

個人的には何だかんだドイツが勝つかなと思ってましたが、メキシコが素晴らしいサッカーを見せてくれました。メキシコは堅守速攻のカウンターサッカーでしたが、守備が本当に固く、カウンターが鋭く、精度も高かったです。
ドイツの方がポゼッションで上回っており、右サイドのキミッヒ以外起点がなく(むしろキミッヒに持たされていた感がありました)、ドイツらしくない強引な攻撃が目につきました。
いくつかボールポスト直撃のシュートがありましたが、メキシコの守備を完全に崩すシーンはなかったと思います。また低レベルなパスミスも目につき、嫌な予感はしました。

それに対し、メキシコは前半20分過ぎあたりからカウンターがはまり出し、メサノのゴールは素晴らしかったです。
メキシコの運動量は素晴らしく、攻撃陣は最後まで体力が衰えてなかったように見えました。確かに終盤はシュートが雑と言いますか、精度は落ちましたが、運動量が露骨に落ちることはなかったと思います。
ネットの書き込みを見ると、よく日本代表は体格が近いメキシコ代表を見なうべき、という意見がありますが、個人的にはfitしないと思っています。というのも、今の日本サッカー協会が運動量、スピードがない選手が中心視していて、スピードよりもパスを重視する志向という真逆の方向だからです。

意外なことにメキシコがW杯でドイツに勝ったのは初めてだったようです。
メキシコはこの一番を重要視していて(今まで勝ててなかったので意気込みが違っていたのでしょう)、ドイツは決勝含めた7試合を視野に入れていて、その中の1試合という意気込みの違いがあったようにも感じています。
いずれにせよ、メキシコチームのサッカーは素晴らしかったです。

H組予選:コロンビア vs 日本

コロンビアが開始早々で退場してしまい、数的優位で進めていた日本が勝ちましたね。
コロンビアは守備も攻撃も雑で、助けられた点が多かったようにも見えます。特にPKを献上した際の守備は酷すぎました。日本の守備は最近の出来からの変わり目は感じませんでしたが、相手がひどすぎたと思います。コロンビアは、あの出来だと決勝トーナメント進出できるようには見えません。。
本田さんや香川さんは流れの中で、イマイチだったように感じました。大迫選手が攻守に渡って頑張っていたと思います。大迫選手の1トップの形はハリルさんの時代から成熟して、その形が生かされた点はよかったと思いたいです。