第23回 プロキオンS

  • 中京11R D1400m G3

夏競馬のレースをレビューするのは珍しいのですが、勝ち馬のレース振りが素晴らしかったので、感想を残しておきます。
日本の古馬OPENレースに初めて挑戦したマテラスカイが圧巻の内容で4馬身差の勝ちを収めました。
しかも1分20秒台というレコードタイム(なんと従来のレコードを1秒以上短縮したのですから、恐ろしい)でした。

マテラスカイが好スタートから逃げて、4コーナーから後続との差をつけました。逃げ馬に乗った時の武豊騎手の手綱捌きはすばらしいです。しかも1000mや1200m時点でもレコードを上回るタイムで回っていたのですから、他馬は手の出しようがないですね。
最近は1200m戦の出走が多く、ラストの脚が鈍らないか心配でしたが、そんなことはなく終いもしっかり伸びていました。

条件馬の身分でドバイのゴールデンシャヒーンに挑戦した時はなんだよと思っていましたが、今日のレースを見て、強い馬だったんだなと感じました。そのレースで5着に入った時は本当に驚きましたが、それだけの地力があったんだなと思います。
ダートの短距離でこんなにワクワクする馬は久し振りです。まだ4歳ですし、これからの活躍に期待したいです。

(updated on 9/Jul/2018)