第11回 レパードS

  • 新潟11R D1800m G3

白毛馬のハヤヤッコが差し切りVを収めました。名前だけ一見するとネタ馬かと思いましたが、血統表を見ると祖母シラユキヒメから続く金子オーナー所有のダート馬で、驚きました。今回の勝利が白毛馬のJRA重賞の初勝利で、しかも平地の国際グレード競走の初勝利だったようです。
しかもこの週に金子オーナー所有のディープインパクトが亡くなっており、彼の追悼記念競争も兼ねていて、そのレースを同オーナー所有の産駒が勝ったのですから、記録づくめの勝利だと思います。
この馬の凄いところは、父(キングカメハメハ)も母(マシュマロ)も母父(クロフネ)も祖母も全て同オーナーの所有だという点です。競走馬育成ゲームでもこんなことはできません。

レースは序盤から先行集団が激しく競り合う展開の中、ハヤヤッコは後方待機で徐々に進出し(エンジンのかかりが遅い印象でした)、4角では大外から差し切りました。
先に抜け出したJDD2着のデルマルーヴルが最後まで粘り込みを図ろうとしましたが、ゴール手前でハヤヤッコが交わしました。ゴール手前はグイグイ伸びる感じでした。
追い込みが決まりにくい新潟コースですが、ペースが早かったことが勝ち馬にプラスに作用したと思います。
ハヤヤッコは、今の所展開一つでハマれば強いという印象ですが、貴重な白毛馬ですので、頑張って欲しいです。

(updated on 5/Aug/2019)