Avengers: Infinity War

劇場でこの作品を見たときは正直面白いとは思いませんでしたが、マーベルシリーズをだいたい見た今では楽しく見ることができました。
この作品に関しては初代アベンジャーズの主役格6人よりも、ドクター・ストレンジガーディアンズ・オブ・ギャラクシーブラックパンサーといった面々のほうが活躍する、というか物語のカギを握っています。公開当時は彼らを知らない状態、かつ前作Avengers Age of Ultronの内容を忘れてしまったため、楽しめなかったと思います。
しかも本作に関しては敵キャラのサノス中心に話が進むため、Avengersシリーズの物語の中では、つなぎの意味合いが強く感じました。実際、End of Gameと合わせた2部構成という構想もあったらしいです。

サノスが宇宙の半分の人口を消滅させるため6つのインフィニティ・ストーンを収集しようとして、Avengersたちがそれを阻止しようとするが、、、といったあらすじです。
2時間半近い作品ですが、6つの石を集めるために中だるみのシーンはなく、戦闘シーンも小気味よく展開されます。各ヒーローにそれぞれ見せ場はあったと思います。

とはいえ初代アベンジャーズの主役格、とくにハルクと弓矢使いのホークアンさんの扱いはひどかったです。。ハルクさんは序盤にサノスにぼこぼこにされ登場しなくなり、ホークアイさんに至っては出番すらない。。また今まで暗躍してきたロキさんもあっさりサノスにやられましたし。サノスの強さを強調するためでしょうが、最後ソーを想う気持ちがみえ、なんだかんだ言って憎めない奴だなと思いました。
6人の中で見せ場があったのはソーさんくらいでしょうか。。ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのグルードの協力を得て、ハンマーを得た彼の活躍ぶりがすごかったです。サノスにそれなりの傷を負わせたのも彼くらいでしたし。。

この映画ではキャプテンアメリカ Civil Warと違い、ヒーローたちの対立は描かれておらず、ばらばらになったヒーローたちが個別にサノスに立ち向かうという構図だったので、後味の悪さは少なったです。