半沢直樹

銀翼のイカロス」編から見始めたのですが、この1-2カ月は日曜日夜が楽しみでした。最初は興味本位で見始めましたが、ぐいぐい引き込まれました。このところTVドラマを全く見ていませんが、久しぶりに楽しく見ました。
演者さんもシナリオも大変すばらしかったです。シナリオに関しては立派な原作に立脚しながら、大和田などオリジナル要素も入っていたようで、原作組もシナリオを楽しめた点は素晴らしいと思います。最初敵対していた黒崎さんや白井大臣が共闘する様は痛快でしたし、仲間になったときの心強さもよかったです。
どの演者さんの演技も素晴らしかったです。オーバーな顔芸が注目されがちですが、北大路欣也さん演じる中野渡頭取は存在だけで他を圧倒しているように見え、すごいなと思いました。妻は半沢の奥さん(花さん)がお気に入りだったようですが、最終回で半沢が去就を悩んでいた時にしたアドバイス(「生きていればなんとかなる」「そんな会社ならこちらから辞表をぶつけてやれ」)はいい言葉だなと思いました(しかも期せずしてタイムリーでしたし)。

最終回なオチは予想できたものの途中で小さなどんでん返しが幾度となくあり、ハラハラしながら見ていました。毎回視聴後はアドレナリンが出て、日曜の夜はなかなか寝付けなかったです。
このパンデミックの影響で撮影が順調に進まず、先週金曜でクランクアップされたほどで、それでも仕上げた編集等のスタッフは大変だっと思います。それを含めて、この面白い作品を届けてくれた全スタッフのみなさんに「お疲れ様でした」「ありがとうございました」、といいたいです。