第33回 かしわ記念

船橋所属のカジノフォンテンが地方統一G1を連勝しました。
カジノフォンテンは地方所属出身で統一G1を複数個勝ったのは久々だと思います。船橋出身&所属で統一G1を複数勝ったのは、かなり久しぶりだと思います。過去の船橋出身の名馬にはアブクマポーロフリオーソなどがいますが、彼らに並ぶ存在になってほしいなと期待しています。

レースは先行したカジノフォンテンが3コーナーから進出し、最後押し切る内容でした。鞍上の張田騎手は強気すぎる騎乗にも見えましたが、馬の力で押し切れたように見えます。残り200mほどで勝ったかなとは思いましたが、最後戸崎騎手騎乗のソリストダンサーにハナ差まで詰め寄られました。力差がそれほどない相手関係なら、ソリストダンサーが勝っていたと思いますが、それでも負けなかったのは、勝ち馬の力が抜けていたからだと思います。鞍上も馬の力が抜けていると信じていたのかもしれません。
JRA所属の上位人気馬のカフェファラオやタイムフライヤーは地力があるのでしょうが、地方の深いダートが合わず凡走したため、相手関係が楽だったとは思います。インティも後方から追い込んで3着と味のあるところは見せました(出遅れから挽回した武豊騎手の騎乗が冴えていたと思います)が、フェブラリーSを勝った時ほどの勢いはなかったですし、2着のソリストダンサーも重賞未勝利ですから。
今後チュウワウィザードや右回りのオメガパフュームと対峙するときは今日のような展開で勝つのは厳しいと思います。応援しているからこそ、これからも人馬双方の成長を期待しています。