揖保乃糸 特級品 黒帯

今年の夏は暑いためか、我が家の素麺の消費量が例年よりも多いです。うちではもっぱら揖保乃糸を食べています。

ふるさと納税額に余裕があり、生産地に還元してもいいかなと思い、兵庫県たつの市ふるさと納税し、その返礼品として、揖保乃糸を頂きました。普段自分では買わない特級品を頂きました。

パッケージが黒帯で、木箱に梱包されていて、とても高級感を感じました。

味の方ですが、単体で食べても違いがわからないと思い、普段スーパーで購入しているものと一緒に食べて、比べてみました。
まず見た目でもわかることとして、麺が細かったです。そのため、口当たりがソフトで繊細な味わいでした。疲れている時でも食べやすく感じました。普通の素麺もひやむぎやうどんよりも細いとおもいますが、それよりもさらに細く、職人さんの技を感じました。
また小麦の風味をより強く感じたようにも感じました。とても美味しくいただいています。

AirPods Pro

2ヶ月近く前のことですが、今まで使っていたbeatsのワイヤレスイヤホンが壊れてしまい、ワイヤレスイヤホンを新調しました。修理することも可能ですが、当時購入した金額よりも上回る様子でしたし、そもそも満足度が低かったので、別の商品を購入しました。
当初は音質に定評があるSONY製品にしようかと思っていましたが、たまたまAmazon Prime Dayセール期間中で割引中だったApple AirPods Proを半ば勢いで購入しました。ちょうど今月から円安の影響で大幅に値上げされましたが、今回は3万円を切る価格でgetできました。ちなみに今まで使っていたbeatsのワイヤレスイヤホンも2020年のAmazon Prime Dayセールで購入したものです。

Amazon Prime Dayのため発送までの時間が普段よりも要していたと思いますが、それでも注文してから1週間かからずに到着しました。


まず感じたことはケースの大きさが小さいことです。妻が使っている SONY WF-SP800Nよりも一回り小さいサイズでした。
最初にiPhoneとペアリングしましたが、beatsの時と同様にペアリングは非常に容易でした。

そして装着したのですが、ノイズキャンセリングの性能が想像以上で感動しました。家の中のエアコンなどの音がバッサリ消えて、イヤホンの音だけが聞こえ、驚きました。
その後屋外でも使ってみましたが、音量をそれほど上げずに、楽しむことができました。今までのものは屋外だと音量を結構あげないと音楽が聞き取れないことが多々ありました(大音量で再生するため耳に悪いなと心配していました)。その不安が一気に解消でき、大変満足しています。
各種レビューで音質に関し、マイナスのコメントがありましたが、普通に音楽を聴く分には全く問題ないです。重低音のインパクトは弱いですが、バランスがよいですし、トーク系のポッドキャストなどは聞きやすいと思います。

また今までのApple純正のイヤホンは耳の安定感が悪く、使い続けるのが無理だと思っていましたが、本製品はイヤーパッドがついて、安定感が格段に改善されたと思います。今のところ外で使っていても、徒歩&公共交通機関で移動している範囲では落ちそうになることはありません。ただ激しい運動をすると落ちそうな感じもするので、運動中は使わない方がいい気がします。

物語 スコットランドの歴史

今までスコットランドに行ったことはないものの、スコッチウイスキーなど興味がある地域で、かつ中公新書の物語歴史シリーズということで購入して読みました。

前半がイングランドスコットランドが合併したグレートブリテン王国成立までの歴史が書かれています。ステュアート王朝以前の歴史は駆け足で描かれています。Amazonのレビューで意見がありましたが、年表があったほうが初見から内容がすっと入った気がします。ステュアート朝での清教徒革命や名誉革命などは世界史で習ったものの、その辺りの経緯を思い出すことができました。
後半ではかつてのスコットランド王国で育まれた思想や文化について書かれています。ジョセフ・ブラックやアダム・スミスなどスコットランドにゆかりを持つ著名な学者が多いんだなと知りました。

以下は、個人的に面白いと感じた箇所の引用です。

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病院をハシゴした土曜日

昨日のことですが、久々に電車に乗りました。というのも歯医者、床屋、肛門科の病院へ出かけたためです。いずれも徒歩圏内にないため、電車での移動が必須です。特に肛門科の病院は結構遠方にあり、片道1時間半以上離れたところにあります。
先週までは大事を取って電車に乗らず(会社も在宅勤務が許可されているので仕事には支障ありませんでした)、近場で過ごしており、病院や床屋の予定を月末に固めていました。

歯医者はいつも通りにメンテナンスしていただいたのですが、左上に初期の虫歯らしきものがあると指摘されました。いつも以上に気をつけて歯磨きや歯間ブラシをしなければと思います。

床屋と昼食を済ませた後、肛門科の病院へ向かいました。今年一度診ていただいていることと、最近例の感染症に罹患したため、今回は午前中に薬の処方箋受け取りを予約していました。
午後は処方箋を予約した患者しか受け付けていないのですが、私が到着した時には既に10人以上が受付待ちで絶望しました。しかも受付前の患者は感染病対策から院外で待つ仕様になっており、20分ほど炎天下の下で待たされて死にそうになりました。
受付を済ませた後、少し待ち、処方箋の受付、会計を済ませ、近くの薬局で無事にお薬を受け取りました。元々その薬局さんは土曜午後はお休みだった気がしますが、最近は土日午後も病院がOPENしているのに合わせて、営業していると思われます。対応していただいたことに感謝です。


帰りは東京駅のそばにある丸の内オアゾに寄り道しました。オアゾStarbucksは普通の店舗で取り扱っているものより高級なStarbucks Reserveを取り扱っており、今日一日頑張った自分へのご褒美として、Reserveのコールドブリューコーヒーを注文しました。
疲れていたのもありますが、コーヒーのコクがあるのに、非常に飲みやすかったです。疲れた体に沁みました。

その後オアゾにある丸善でブラブラしました。1階にあるビジネス書&新刊コーナーが大変充実していて、他の本屋で見ないようなビジネス書がたくさんあって、なかなか刺激的です。これらの本に目を通していると元気になる気がします。
また小野不由美先生によるファンタジー小説十二国記」のpop upショップが期間限定でオープンしており、こちらも見てきました。ファンが多い作品ですので、お客さんも多かったように感じました。
honto店舗情報 - 「十二国記」30周年記念 特別企画 POP UP STORE
小説カバーの複製原画なども展示されており、見入ってしまいました。

最近本をよく読みますが、最近は書店で買わずに、楽天紀伊國屋さんのネットショッピングで購入することが多いです。前者を利用しなくなった理由としては、本はまとめて買うことが多いのですが、結構重量があり、元々持って帰るのが大変だったのですが、袋が有料化されてネットの方がいいと思うようになりました。
ネットで購入した場合ブックカバーがつかないため、最近はカバーを外して読んでいました。カバーを外すのが面倒なのと、たくさん本を読んでいるのだから自分へのちょっとしたご褒美としてブックカバーを購入しました。

コットン生地で思ったよりも丈夫そうで、リーズナブルだったのでいい買い物だったと思います。色合いも好みなので是非使っていきたいと思います。

シェイクスピア&カンパニー書店の優しき日々

いくつかの書評で取り上げられたことから結構前に購入したものですが、最近読みました。
カナダで犯罪記者をしていた著者がパリに実在する風変わりな書店に転がり込んだ時の実話がベースだそうです。登場人物が風変わりで個性が強い面々で、まさに「真実は小説より奇なり」を体現する小説でした。元々の人物のエピソードが濃いのですが、それを著者が外連味なく描いていて、スイスイ読み進めることが出来ました。
中盤から実業家による土地、書店の買収話が出てきますが、最後それに抗う希望が見えるエンドで素敵な読み物でした。
パリ、本屋、若者たちの貧乏共同生活あたりの主題に興味がある方なら気楽に楽しめると思います。

The Imitation Game

Dr.Strangeでお馴染みのベネディクト・カンバーバッチさんの作品をNetFlixで探したところ、本作がヒットし、視聴しました。
第二次世界大戦時のドイツの暗号エニグマを解読した数学者(アラン・チューニング)を描いた作品という知識だけで見ました。非常に素晴らしい作品で、画面に見入ってしまいました。こんなに見入った作品は久しぶりな気がします。
こんな面白くて、結構好きなテーマ(戦争もの、科学者)なのに公開当初見なかった自分を残念に思いました。ですが、今じっくり鑑賞できて本当に良かったです。


ストーリーとしては、主人公の戦後(死の直前のある事件がきっかけ逮捕、尋問される場面)、戦中の暗号解読に取り組んだ時代、幼少期の出来事が並列に進行します。暗号解読がメインテーマだと思っていたので、戦後の事件からスタートしたので少し肩透かしを食らった気分でしたが、後から彼の性癖も重要なテーマなんだなと後々理解しました。この場面で後に自殺した際に使ったと言われる青酸も出ています。

戦中というテーマもそうですが、彼の特殊なパーソナリティ(同性愛者、アスペルガー症候群の傾向)に焦点が当てられたため、暗い作品です。そんな彼をカンバーバッチさんが熱演していて、彼を中心とした俳優さんの演技に見入ってしまいました。暗号解読チームの同僚たちや、戦後尋問した刑事、MI6の長官みんな、味のある演技をされていたと思います。また音楽も場面とマッチしていて素晴らしかったと思います。

主人公は気難しい人物でしばらく暗号解読チームとの折り合いが悪かったようですが、徐々に理解しあい、初めて暗号を解読した場面は一番スカッとした場面でした。とはいえここが映画のクライマックスではなく、あくまで主人公の経歴を描いた一場面に過ぎず、アラン・チューニング自体を描くことがテーマなんだと感じました。

作中で何度かこちらの印象的なキーワードが出てきますが、脚本もよく練られていたと思います。

誰も予想しなかった人物が誰も想像しなかった偉業を成し遂げる事だってある


最後に余談です。1つ目は戦争終結に貢献したにも関わらず、戦後長い間主人公を始めとしたチームの業績が口外できず(戦後尋問した刑事が震え上がったほど)、気の毒だったということ。
もう1つはMI6の長官がソ連の2重スパイがいることを認識しながらも、わざと泳がせていたことです。諜報界はしたたかで、怖いなと感じました。

JREカード

長らくVIEWカードを使っていましたが、この春にJREカードに乗り換えました。実際は前者を解約して(ちょうど更新のタイミングで新カードが送付される前に解約しました)、後者を新規契約した形になります。
最近はアトレやエキュートといったJRの駅ビルで買い物する機会が多く、ポイントが多くたまることから気になっていました。
実際に使ってみると、今までのVIEWカードと同様にオートチャージ対応で、非常に便利です。しかもポイントが多くたまるのでお得です。ただ少し前からだと思いますが、券売機でのチャージだとあまりポイントがつかないように仕様が変更されているおり、原則改札でオートチャージするようにしています。
そしてJRの駅ビルでクレジット払いにすると、その場で通常の2~3倍のポイントが付与され、今まで以上にポイントがたまるようになり、うれしいです。また新規入会時期や時折一定額以上の買い物をすると、500ポイント以上の期間限定ポイントが付与されるサービスもあり、それも利用するとポイントがザクザクたまります(さすがに毎度利用していませんが)。

タイキシャトル

タイキシャトルが老衰による心不全で亡くなったそうです。私が競馬を見始めた時に短距離路線を無双していたので印象に残っています。
相手はそんなに強くなったかもしれませんが、馬場、場所を問わず、先行抜け出しという盤石のレースぶりで安定した強さを発揮しており、強かったことには間違いないと思います。
日本でも良馬場、不良馬場の両方で圧勝し、フランスのジャック・ル・マロワも勝ちましたから。先週末開催されたレースでも日本馬が苦戦したことから、海外遠征のノウハウが少ない当時にぶっつけで勝ったことは相当凄かったんだなと思い知らされます。レース動画を見たら、スタートから先段につけ、ゴール直前でも追い出しのタイミングを他よりも待って、着差の少ないレースでしたが、最後まで脚が伸びていて、強い内容でした。後に大種牡馬になるケープクロスに勝っていたことにも驚きました。

その後しばらくマイルで強い馬がなかなか現れず、モーリス、グランアレグリアあたりが実力的に近いかなといった印象です。
産駒に恵まれたと言えず、直系は途絶えそうですが、本馬の強さは忘れないかなと思います。

ただ歴史のifが許されるなら、1998年の毎日王冠サイレンススズカエルコンドルパサーグラスワンダーと戦ったらどうなったかは見てみたかったです。これらの馬たちと同世代だったといえ、本格化前のサイレンススズカと一回しか対戦してなかったのが残念です。この件があったので、藤澤先生がグランアレグリアで2000mのレースに勝つことにこだわっていたようにも感じています。

1984年

ジョージ・オーウェルによって描かれたディストピア小説です。本書を取り上げられるのを何度か聞いたことがあり、前から気になっていた小説でした。500ページを超えるボリュームですが、この療養期間に一気に読みました。

この小説の世界観として共産主義の監視社会をモチーフと言われています。冒頭の以下のような描写からは監視社会ではあるものの、共産主義に限った話には見えませんでした。

  • 節約キャンペーンの一環でマンションのエレベーターが使えないこと
  • テレスクリーンの音量を消せず(放映内容は当局に管理されている)、かつテレビに映る姿が当局に監視されていること

節約キャンペーンなんて、身の回りに起こっていることで、そんな世界観を第二世界大戦後間もない時期に描かれたことに驚きました。


また当局の歴史に対する姿勢なんかも恐ろしいなと思いました。

  • 党が歴史を改変しながらも民衆には「過去はこれまで変更されたことはない」ということ

こちらは歴史に限らず、マスコミの報道に対する姿勢に通ずるものを感じました。


監視社会の描写が細かく、一気に読んでしまいました。話の展開がドラマチックというか主人公が体制を打破するようなスカッとした展開ではないのですが、逆にそれがリアルさを表現しているように感じました。
また時間がある時に改めて読みたいなと思います。

自宅療養終わりました

症状がだいぶ改善し、平熱に戻ってから3日以上、発症してから10日経過したため、自宅療養期間が終了になりました。
こんなに家に引きこもっていたのは初めてだと思います。この間猛暑と台風で外に出たい状況だったのは、家に引きこもる上でプラスだったと思います。その一方でかなり体力が落ちてしまったと思います。まずは日々の散歩から復活させて、徐々に体力を戻したいと思います。

前々回のエントリーで書けなかった細々としたことを紹介していきます。

桔梗湯

喉の痛みを緩和するために処方されました。初めて飲みました。初めて飲んだ時はそれほど喉が腫れていなかったため、苦味を感じなかったのですが、喉の痛みがピークの頃は不思議と苦く感じました。
これに限らず、味覚が通常と違った感じでした。味覚がなくなることはありませんでしたが、普段よりも鋭敏になったような感じでした。特にコーヒーがとても苦く感じました。いずれにせよコロナウイルスは味覚や嗅覚を司どる神経系に大きく影響を与えるように体感しました。

保健所等からの連絡

発熱外来にかかった約1日後に、地域の保健所と厚生労働省からテンプレの連絡がそれぞれ1通来ただけでした。電話等の個別フォローもなく、症状が重くなったら個別に問い合わせてね、という感じでした。症状が軽い人たちに対しては、ただ数をカウントするだけの対象に過ぎない感じでした。
保健所が捌ききれなくなったのはあると思いますが、その対応でも問題ない人が多くなっているのなら、なおさら2類扱いしていることが矛盾の塊だと感じました。もっとも保健所の人がそのことを感じているのでしょうが。