今日のタイトルですが、相撲ではなく日本民謡協会主催の民謡民舞全国大会を見るために行きました(大会自体は今週の木曜から4日間の開催です)。わたしも協会の会員なので、ただで入れました。
大会なので、会場内では邦楽器屋さんや着物屋さんが出前出展してました。わたしは先生がいつもお世話になっている斎藤邦楽器店さんで三味線の弦(糸)を買いました。ちょうど糸がなくなりかけているところだったので助かりました(そのためだけに横浜に行きたくなかったので...)。
まず会場に入っての感想。
- 朝青龍や白鵬の優勝記念パネルはでかい。
- 競馬のパドックにあるような応援幕がいくつかかがげられてた。
- 1/4〜1/3ぐらい席が空いていたが、荷物おきや場所とりの本が置かれていてスペースが無駄遣いされていた。
一番最後のは本当にありえません。ご年配の方が多かったですが、マナーの悪さに憤慨しました。
さて、大事な演奏の感想に移ります。良かったのは民舞、ゲスト出演の小中学生の演奏でした。
唄については節回しとか声の使い方が全くわからないので、技巧的な曲についてはよくわからずでした。
とりあえず、三味線伴奏してみたいと思った曲は以下の2つです。
- 『津軽盆唄』
- 『南部追分』
さて小中学生の演奏ですが、唄も三味線も良かったです。
唄は音量が半端なく、大人よりもすごいんじゃないの?と思うほどでした。
中学の三味線チャンピオンは低音が力強く、アレンジもよかったです。
上手なのはかなり練習しているからだと思います。自分もがんばらればと思いました。たまにトップレベルの演奏を生で見たのは2年半ぶりだったので、かなり刺激的でした。
最後に民舞ですが、正直あんまり期待してなかったですが、全くそんなことはなく楽しませていただきました。しかし、以下の3組はかなり良かったです。
青森平内支部:津軽よされ節(2006年のチャンピオン)
- 動きがそろっているのは勿論、小道具(扇)の見せ方(どう見せたら舞台で映えるのか)まで考えられていたのがよかったです。
- 隊列変換もよく、足の運びが軽やかなのがよかったです。
宮坂流津山支部:因幡大黒舞(今年のチャンピオン)
- 16本の傘の軌道が揃ったのは本当にすごい。大きな傘の軌道を合わせるというのは相当練習しないとできないと思います。素直に感動しました。踊りも躍動的でよかったです。
- それから、伴奏の太鼓、三味線のアレンジもとてもよかったです。原曲を知らないので何ともいえないところもあるんですが、太鼓の力強い音と、時折主張する三味線の伴奏が踊りの良さを打ち消さずに、踊りを引き立てているように見えました。
八木節
- 踊り自体は普通でしたが、途中田植えの動作があり、農作業のイメージがわきました。足運びなども舞踊として洗練されているというよりかは、農作業の動きにベースになっているように感じました。初めて八木節を見たときの印象を思い出しました。この前見たサークルの後輩の八木節はそういう老獪さがなっくなって、ただ元気なだけだったから、なおさらです。
- 豆知識1:保存会は200以上(すげ〜)。
- 豆知識2:伴奏で樽があるのは、そもそもお酒の席で演奏したのが始まりだからとか。
最後に、初両国の感想ですが、とにかくちゃんこ屋だらけだった!です。まあ私は一人なので行きませんでしたがね。