インド超低価格車の衝撃

家電製品については中国や東南アジアにメーカーができたので、製品の低価格化、コストダウンが進んでいましたが、ついにインドや中国向けの低価格車が発表されました。


これはすごいことです。今まで欧米や日本よりも賃金の安いインドの中産階級が外国車を買うことは大変だったと思うのですが、これらの国向けに廉価版の車を大量生産することで、新たな市場が開拓され、車の価値観が変わるかもしれません。


これまで車は値段がほぼ横ばいで推移していたと思います(つまり値下げがない)が、それにより車会社の営業利益の売上高に対する割合は10%以上と高い水準でした。それに対し家電メーカーはコストダウンや在庫のせいかわかりませんが、1〜3%しかありません。


車もインドなど成長著しい市場向けに低価格化が進めば、営業利益率が下がってしまうのかなとも思えます。家電メーカーの値が正常だとはいいませんが、製造業全体でこの傾向は止まらないかもしれないと感じています。


先進諸国向けの車は電子化や、脱ガソリンなど車の走行性以外の点でのスペックアップしているように感じて、Automation化や環境配慮以外の点で今後大幅な改良があれば別ですが、そうでないとその傾向に抗うことは難しいと思いますので、車業界は大変になるんじゃないのかなと思ってます。