四季(2)

四季 秋 (講談社文庫)

四季 秋 (講談社文庫)

四季 冬 (講談社文庫)

四季 冬 (講談社文庫)


四季シリーズの中では『秋』が一番面白かったです。特に西之園萌絵犀川先生のやりとりがおもしろかったです。萌絵が四季との出会いの中で成長するのが良かったです。

自分がここにいる、という位置を、
その足許の確かさを、見つめること。
だから、孤独だと冷静に感じることができるのは、自分の足許の確かさを知っている者だけで、その状況自体が幸せといえる。
愛する人を見つめることは、結局は孤独を知ることであって、そして、きっと、自分を知ることになるのだ。