学びと才能について

小難しいタイトルですが、ゲーテの以下の言葉を読んで思った感想です。
仕事を成し遂げるとき、当初自分の知識の有無に関わらず、なければ他者から貪欲に吸収したり協力してもらったり、自分の力だけに囚われずに、如何にして成し遂げるのかを考えることが大事なのか、ということを考えました。仕事だけでなく、芸術なんかにもいえると思います。自分のオリジナリティなんていいますけど、そんなものは今まで自分が意識的、無意識的に収集したことの積み上げでしかないわけですから、足りないところがあれば意識的に吸収すればいいのかなと思ったりします。心に残ることばです。

結局のところ、何を自分で得るのか、それを他人から得るのか、また自力で活動するか、他人の力をかりて活動するかというようなことは、すべて愚問だね。つまり大事なことは、すぐれた意志をもっているかどうか、そしてそれを成就するだけの技能と忍耐力をもっているかどうかだよ。 〔『ゲーテとの対話(エッカーマン著)』より〕