ロシア・アバンギャルド展

久々に美術館(Bunkamura)に行きました。
モスクワ市民美術館に所蔵されている1910年代のロシア・アヴァンギャルドな作品が中心で構成された美術展です。
ロシア出身の画家はカンディンスキーシャガール以外はほとんど知りませんでしたが、珍しい機会ですので行ってきました。とはいえ最近はロシアの美術館を取り上げた美術展が多いと思いますけどね。
ロシアでも1910年代は西洋に負けないぐらいキュビスムフォーヴィスムの作品が多く作られたなと感じました(キュビスム嫌いの方にはいくことをオススメできません)。
しかし1920年以降はソヴィエト政府による前衛芸術批判(美術だけでなく音楽でもありましたが)によってアバンギャルドな作風の作品は姿を消すことになります。特にカジミール・マレーヴィチの作品にその違いが顕著に現れています。
個人的に良かったと思ったのはエル・リシツキーの作品と、ニコ・ピロスマニの動物をモチーフにした作品です。
そんなに混んでいないのでゆっくり見ることができました。