秋田小原節

  • 秋田県民謡
  • 本調子

春の秋田県民謡大会で聞いてよくわからなかったので覚えました。”前唄→1番→2番(1番よりちょい長い)→3番(1番よりちょい短い)→後唄”という構成。
この唄は歌詞がなかなかいいなあと思いました。普通民謡はお国自慢とか作業唄が多いのですが、この唄はちょっと毛色が違うんです。

ハァ〜 野越え山越え 深山越え
あの山越えれば紅葉山
紅葉の下には鹿がおる
鹿がぼろぼろ泣いておる
鹿さん鹿さん 何故なくの


ハァ〜私の泣くのは ほかじゃない
あるか向こうの 木の陰に
六尺あまりの狩人が
五尺二寸の鉄砲かつぎ
前には赤毛の 犬をつれ
後に黒毛の 犬つれて


ハァ〜あれにうたれて 死んだなら
死ぬるこの身はいとはねど
後に残りし 妻や子が
どうして月日を送るやら


思えば涙がおはら先にたつ