第14回武蔵野S

  • 東京11R D1600m G3

ワンダーアキュートが逃げ切り勝ちをおさめました。先行勢が軒並み失速した中、直線で他馬を突き放した内容は強かったです。夏見た時はこの秋にテスタマッタトランセンドに勝つとは思いませんでした。リボーの血があるのでJCDでも人気が先行しなければ、おもしろそうです。
テスタマッタは58kgの斤量は少し可哀想かなと思います。トランセンドは先行できなかったのを見ると本調子でなかったかもしれません。疲れが溜まったのでしょうか。

サクセスブロッケンは59kgの斤量が応えたのでしょうか?少し残念な内容でした。
マチカネニホンバレは厳しい流れについてこれなかったような気もしました。前走は比較的緩いペースで先行して勝ったのでG1で逆転できるか微妙ですが、母父Deputy Ministerはダートの鬼なので侮れないかなとも思います。

ワンダーアキュートのワンサイドゲームでしたが、今年のメンバーのレベルはかなり高かったと思います。この時期は地方でJBC(G1)がありますから、有力馬はJBCに流れるものですが、今年はこのレースのほうがメンバーのレベルは高いと思います。JBCヴァーミリアンがG18勝目をしたとはいえ、交流重賞自体高齢の実績馬に出走が有利でかつJRA勢の出走頭数がかなり限定されているので、いつも同じようなメンバー構成になってあまりおもしろくないんですよね。今ダートで3、4歳の有力馬が多数出てきているので、交流重賞のありかたとか考えてもいいのではと思ったりしました。


さて、それはさておき今日は東西でクラシックで活躍できそうな牝馬がデビューしました。
東京6R(芝1600m)を勝ったアプリコットフィズ(父ジャングルポケット、母父サンデーサイレンス)と京都6R(芝1800m)を勝ったディープデザイア(父サンデーサイレンス、母父Danzig)です。
どちらもクラシックで活躍できそうな血統で、前者の母はマンハッタンカフェの全妹なのでかなりの血統です。両馬ともレース内容が素晴らしかったですね。
アプリコットフィズは先行して直線は外に出して、坂を上ってから4馬身突き放す強い内容でした。ディープデザイアも先行して直線入り口で先頭にたって、ほとんどムチを使わずに2着馬に1 3/4馬身差つけて勝ったので楽しみですね。