凱旋門賞(2010年)

  • ロンシャン 芝2400m G1

ナカヤマフェスタが2着に健闘しました。本当に惜しい2着(頭差)でした。
道中は馬がひしめきめき合っていて、ぶつかっているようにも見えましたが、そういう環境でも我慢して力を出し切ってくれたと思います。しかも不良馬場で、3着以下を突き放していたので(2.1/2差;3着以下との差はエルコン、モンジューの時ほどではないですが)価値のある2着だったと思います。
馬群から抜け出して最後までナカヤマフェスタを交わさせなかった1着のワークフォースはかなり強かったですね。もともと英ダービーを圧勝した馬ですし。


日本のニュースを見たら、ヴィクトワールピサの方に注目が集まっているように見えましたが、血統、距離適正、スタッフを考えた場合、ナカヤマフェスタの方が好走できると密かに期待していました。
二ノ宮先生、蛯名騎手のコンビの2着だと、エルコンドルパサーのときのことを思い出します。二ノ宮先生は海外競馬のことをよく研究していますし、蛯名騎手の騎乗も良かったですし、いいスタッフだと思いました。人馬ともにお疲れさまと言いたいです。


海外競馬で勝つためには、日本でのパフォーマンスがずば抜けているだけでなく、外国の馬場適正があるか、大一番を勝つのにベストなローテーションを組んでいるか、という要素が重要だと改めて思いました。