新年度

4月になりましたが、私の部署に新入社員が配属されず、3月から引き続き同じ業務を続けているので新年度が始まったという感じが全くしないですね。それでも電車などで初々しい新入生や新入社員らしき人を見ると、こんな大変な時期だけど新年度が始まったんだなと思っています。

3月が寒かったせいなのかわかりませんが、桜が開花するのも例年よりも1、2週間ほど遅いように感じました。いつもは満開の桜を見たら、「春になったな」と嬉しくなるのですが、今年はなぜか「すぐに散るのかな」とはかないというかあまり明るい気持ちになれません。
とはいえ今日の雨でもう散り始めていますが。


最初の大地震から発生してから1ヶ月が立ちましたが、今日も大きな余震が発生したりとまだまだ平常に戻った感覚がありません。
もともと遠出したり、積極的に活動するほうではありませんが、震災が起こってから週末は自宅の近くで過ごすことが多いです。過剰な自粛はよくないと思いつつも、福島の状況を見ると今までどおり電気をじゃんじゃん浪費する生活が正しいとはとても思えないからだと思います。
最近は街のネオンが点灯し出していますが、そういう無駄な電灯はなくても困りません。オフィスや店の電灯を全て消すまでする必要は全くないと思いますが、電気を有効活用できるように考えて使うべきだと思います。

全ての原発を否定するのは非現実だと思いますが、それでも全肯定はできません。先日の余震で青森の東通原発の緊急電源が止まる等の報道を聞くと不安でなりません。
すぐに全ての原発の津波、停電等の緊急事態に対する調査を実施してその結果を近隣住民に報告、対策が不足している施設に対する対策の検討、実施は急務だと思います。また福島と同様に30年以上稼働している古い施設(浜岡など?)については早急な運転停止を本気で検討してほしいです。調査のために原発の運転を中止する必要があるならば、電力消費量が少ない春がチャンスだと思います。
当面は既存の原発の安全性向上に注力して、山口県の祝島など新規の原発の建設はやめてほしいです。


それから今日飯館村などが計画的避難区域に追加されましたが、決定があまりに遅すぎると思います。1日あたりの被爆量が致命的でなくても(当初専門家は1日の被爆量は安全だと言っていたはず)、年間のトータルの被爆量が基準量を超えることが怖いと思います。
福島原発の状況が1ヶ月で収束不可能がことがすぐわかっていたので、その時点で念のため避難すべきだったように思えてなりません。