第72回菊花賞

  • 京都11R 芝3200m G1

オルフェーヴル三冠馬になりました。
道中は先段後方から中断を追走していましたが、3〜4コーナーで進出し、直線入口で他馬を突き放す強い内容でした。オルフェーヴルにこの競馬をされたら、他馬はどうしようもないですね。レコードにコンマ1秒差の走破タイム(3分02秒8)も素晴らしいですが、もっと立派なのは道中13秒台が1度もなかった厳しい流れの中で勝ったことです。
前走の神戸新聞杯もそうでしたが、先行できるようになって安定感が増してましたね。
皐月賞が中山ではなく府中で開催されたこともプラスに作用したとは思いますが、この世代の中では確実に力が抜けていますね。きさらぎ賞の頃はまさか三冠馬にはなるとは思いませんでした。
父親のステイゴールドサンデーサイレンス系の中では日本での戦績は決して1流とはいえませんが、そのような血統からG1馬が誕生したことは個人的に感慨深いです。ステイゴールド自身は個性的で、海外で滅法強かったですから。

2着にはダービー、神戸新聞杯に続いてウインバリアシオンが入りました。母父Storm Birdがどうかと思いましたが、最後方待機で溜められたのが良かったかもしれません。ただ後方待機という脚質ではオルフェーヴルに逆転するのは厳しいでしょう。