心を整える。

心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣

心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣

  • 作者:長谷部誠
  • 発売日: 2011/03/17
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
サッカー日本代表MFの長谷部選手が書いた本です。長谷部選手の人となりやプレーに対する姿勢を知ることができ、更に応援したくなりました。
自分の仕事にも活かせると思う言葉のいくつかを引用します。

マイナス発言は自分を後退させる

愚痴というのは一時的な感情のはけ口になって、ストレス解消になるのかもしれないけれど、あまりにも安易な解決策だ。何も生み出さないし、まわりで聞いている人の気分もよくない。
愚痴で憂さ晴らしをするのは自分の問題点と向き合うことから逃げるのと同じ。ゆえに逆に愚痴を言わないように心がければ、自ずと問題点と向き合えるようになるものだ。

周りの環境に問題があるときは愚痴を言いたくなりますが、それでも問題に向き合って、自分が何ができるか考えることはとても大事だと痛感しています。場合によっては自分の成長のきっかけにもなりうると思います。

組織の穴を埋める

焦らず我慢して継続すれば、いつか「組織の成功」と「自分の成功」が一致する。それを目指しているのであれば、組織のために自分のプレーを変えることは自分を殺すことではなくなる。
僕は就職したことがないので、自分の立場をビジネスマンの人たちに簡単には置き換えられないけれど、会社でも組織のベクトルと個人のベクトルを一致されられれば、どんな仕事でも自分を生かすことができるのはないか。チームの穴や業界の穴を分析し、誰よりも早くその穴を埋めていく。そうすれば、誰もが気がついてくれるわけじゃないけれど、必ず見てくれる人はいる。

常に最悪を想定する。

最悪のケースを考えるというと、何だか悲観主義者のように思われてしまうかもしれないけれど、僕はそうは思わない。最悪を想定するのは、「失敗するかもしれない」と弱気になるためではなく、何が起きてもそれを受け止める覚悟があるという「決心を固める」作業でもあるからだ。

私は過剰に狼狽しないためや、早くリカバリーできるようにワーストケースを想定することはよくあります。長谷部選手の考えはそれ以上にポジティブで素晴らしいと思います。


余談ですが、長谷部選手はミスチルファンで、2007年9月の日産スタジアムで開催されたライブを観戦したようですが、私もこのライブに行っていたので(もしかしたら曜日違いかもしれませんが)、親近感が湧きました。