ジョグジャカルタ旅行記その2

ボロブドゥールのサンライズツアーを申し込んだため、朝3時40分(真っ暗です)に出発しました。自信はありませんでしたが、寝坊しないで済みました。
ちなみにボロブドゥールとは、750〜842年の間にシャイレーンドラ朝によって建立された仏教寺院です。

現地には、4時半前には到着したと思いますが、星がとても綺麗でした。ジャカルタでも星が見れなかったこともあり、何の星座がわかりませんが、たくさんの星が見れたことに感動しました。それだけでも早起きした価値がありました。

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ボロブドゥールが見えた時はスケールの大きさに圧倒されました。昨日訪れたプランバナンよりも凄く見えました。
ボロブドゥールの階段の傾斜は結構急で登るだけで、いい運動になりました。それから夜明けまで1時間近く待ちました。夜明け前は向かいの山が薄い雲海に浮かんでいるように見えて、幻想的な風景でした。
日の出の瞬間は曇っていましたが、朝日に映える仏像の姿は神々しかったです。この景色を見ただけでも、早起きして本当に良かったと思えました。
頂上はストゥーパがたくさんあり、その中に仏像が納められているそうです。むき出しになっている仏像はレアです。
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それより下段にはむき出しの仏像がそれなりにあります。全部で432体もの仏像があるそうです。それから仏教に関連する物語のレリーフがいくつかあります。一番有名なガウタマ・シッダールタの物語については、ガイドさんに解説していただきました。

早朝だと観光客もそれほどいません(せいぜい30人くらい)ですので、ゆっくり楽しめました。後で聞いた話だと昼間のアンコールだと100人とかいるらしいので、それと比べると少ないなと感じたものです。
またイスラム教徒が多いインドネシアで、これほど大規模な仏教寺院の跡が残されていたこともよかったなと思いました。この遺跡は1000年程度、密林の中に埋もれていて復元されたものですが、それが逆に良かったのかもしれません。
構造は、仏教の3界(欲望界、色界、無色界)を表したものだと聞きましたが、詳しくは Wikipediaなどを参照ください。

その後は、パオン寺院とムンドゥッ寺院に行きました。後者はジョグジャカルタの最古の寺院らしく、3m級の巨大な仏像がありました。


その後ホテルに戻ってゆっくりした後は、王宮(クラトン)へ行きました。
日本でいえば、皇居みたいなところでしょうか。王様の住居(今は違う場所に呈上しているらしいです)や政を行う場所で、王様に仕える役員が普通に働いています(ガムラン奏者など文化的な業務に従事している人が多いと思われます)。
特にガムランの音楽が不思議な感じでよかったです。

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最後は、タマン サリへ行きました。ここは、以前ジョグジャカルタの王様のプールだった場所です。

その後は国内線でジャカルタへ戻りました。飛行機が2時間程遅れました。想定したとはいえ、やはり焦りました。最後空港であまりゆっくりできませんでしたが、夜10時頃発の飛行機には間に合って、帰国の路につきました。

(2/May/2014更新)