第81回日本ダービー

  • 東京10R 芝2400m G1

ワンアンドオンリーが勝ちました。

スローは予想通りでしたが、ワンアンドオンリーがまさか好位を追走するとは予想しませんでした(いつもの最後方ポツンを予想していましたから)。この時点で好走するかもと思いました。
それに対して、13枠のイスラボニータは最初気合いをつけて、3番手を追走しました。ここで無理したせいで(結果的には無理してでも先行したことは正しかったと思います)、道中は結構引っかかっていました。

直線では残り400mから追い出したイスラボニータを、ワンアンドオンリーがすぐ外から差してきて、最後は2頭のマッチレースになりました。残り50mでワンアンドオンリーが3/4馬身抜け出しました。


ハーツクライ産駒は、ジャスタウェイのように晩生血統かなと思っていましたので、先週のヌーヴォレコルトともどもクラシックを制したことはすごいと思います。
横山騎手・橋口先生のコンビは、G1 2着が幾度となくありました(父親ハーツクライのダービーも2着でした)ので、この勝利は格別だと思います。おめでとうございます。横山の騎手の騎乗は完璧でしたが、それに応えたワンアンドオンリーもすばらしかったと思います。内枠という運もあったとはいえ、未完成なのに関わらず、先行して結果を残したのは凄いと思います。今後が楽しみです。

イスラボニータは、ロスのある競馬をしながら最後まで抵抗していたので、この世代の中では、実力は抜けていると思います。蛯名騎手は惜しかったですね、今回もダービーに手が届きませんでした。騎乗も見事でしたが、枠順が悔やまれますね。今回はワンアンドオンリーが素晴らしかったとしか言いようがないです(ワンアンドオンリー皐月賞弥生賞のように最後方ポツンだったら、勝てたと思います)。

3着のマイネルフロストは意外でした。敢えていうなら毎日杯組とダービーが相性がよいのと、前走が良化途上だったからでしょうか。去年のアポロソニックもそうでしたが、来年以降ダービー3着馬を当てるのは難しそうな気がしました。


今回は騎手の実力差が如実に結果に出てしまったように見えました。横山騎手も蛯名騎手も素晴らしい騎乗だったと思います。武豊騎手(トーセンスターダム)も流石に先行してましたが、最後内ラチに激突(自爆)したのが残念でした。まだ若いのでしょう。

トゥザワールドは、前回惨敗したのが堪えたのか中段待機策でしたが、展開等を考えると勿体なかったです。ワンアンドオンリーと同じような競馬ができれば、もっと惜しい勝負ができたと思います。。
レッドリヴェールは12着でした。馬体が回復しなかったり、騎手のコース取りも良くなかったとは思いますが、今年の3歳牝馬は特段強くないような気がしました。皐月賞を惨敗したバウンスシャッセオークスで3着に入るくらいですし。。この馬も夏に急成長しないかぎりは、ハープスター凱旋門賞に挑戦するよりかは、目の前の一戦一戦に対して、きちんと仕上げて、着実に勝つほうがいいような気がします。


戦前は皐月賞組以外が注目されたり、混戦模様だと煽られているように見えましたが、なんだかんだいって、皐月賞上位組が無事ならそれを中心に馬券を組み立てるべきだと再認識しました。