第65回 安田記念

モーリスが4連勝で安田記念を制しました。
最近はスタートが悪く、後方待機の競馬が多かったのですが、今日はスタートからスムーズで先行しました。最初の600mが34.3と速くなりすぎなかったのも好位追走する上でよかったと思います。それでも前半1000mが57秒台でしたので、平均以上のペースだったと思います。
直線入ってからも持ったままで手応えはよかったです。直線も伸びてはいましたが、後方から伸びてきたヴァンセンヌの追撃をクビ差で凌ぎ切りました。

着差こそわずかでしたが、乗り替わり、58kg、実績のない東京コース、普段慣れていない好位の競馬などの不安要素を押しのけて、正攻法のレース運びで勝ったのですから、このメンバーの中では実力は上位だと思います。特に、古馬の負担重量が58kgになってから、4歳馬でこのレースを勝ったのは相当なメンツ(タイキシャトルエアジハード、ウォッカ)ですので、この馬の将来も楽しみです。
乗り替わりの川田騎手も下手に控えずに、好スタートから自然に先行したのもよかったと思います。
それにしても先週のドゥラメンテといい、堀厩舎の勢いはすごいですね。少なくともモーリスに関しては、堀厩舎に転厩してよかったと思います。

2着のヴァンセンヌはスローでしか実績がないので、危険な人気馬だと思っていましたが、健闘して驚きました。京都のマイルCSは、ディープ産駒の得意レースなので逆転もありえそうです。3着のクラレントは左周りだと安定感が違うな、と思いました。