第69回 朝日杯フューチュリティS

1番人気のダノンプレミアムが横綱相撲で圧勝しました。好スタートからレースセンスの良さを感じました。
残り400mほどで楽な手応えで先頭に立ち、川田騎手が気合いを入れたら、後続を突き放しました。最後は流す余裕があり、結果的に3馬身半差をつけました。本当に強いなと感じました。朝日杯で久々に強いレースをした馬を見た気がします。
しかもタイムも1.33.3(レースレコード)でしたから言うことなしです。

2番人気のタワーオブロンドンは最後ステルヴィオに差されてしまったところを見ると、1400mがベストで、3歳春までは1600mはG1でも勝ち負けできるかなという印象を持ちました。
この世代はワグネリアンなどディープ産駒が早い時期から活躍している印象(例年はダイワメジャー産駒などが勝ち上がっていて、年明けからディープ産駒の大物が台頭するケースが多い)です。
今年からG1に昇格したホープフルSがあるとはいえ、勝ち馬は無事に成長すれば来年のクラシック戦線の主役の一頭になると思っています。

1つ心配な点を挙げれば、ディープ産駒は消耗が激しく、長い間トップレベルを維持する産駒が少ないことです。ただ厩舎が新進気鋭の中内田厩舎なので、期待したいです。

(updated on 21/Dec/2017)