第63回 東京大賞典

  • 大井10R D2000m G1

ダートの暮れの一戦は、これで引退となるコパノリッキーが鮮やかな逃げ切り勝ちで有終の美を飾りました。
スタートから先手を主張し、前傾ラップで逃げました。ペースは速いものの、道中は他馬に突かれることなく、気持ちよく逃げられたのが大きかったです。4コーナーでは他の騎手が必死に追う中、抜群の手応えで直線は突き放す一方でした。自分の形で競馬した時は本当に手が付けられないですね。
ちょうど1年前はどん底で能力の衰えを感じましたが、最近はスプリントで追い込んで2着したり、苦手のチャンピオンズカップで3着に入るなど、見事に立て直しに成功した感じです。また鞍上が手の内をしる田辺騎手に戻ったことも大きいですね。今日の圧勝劇も田辺騎手の手腕によるところが大きいと思います。
これでG1格を11勝したわけですが、繰り返しになりますが、6歳時に3勝積み重ねたことが大きいと思います。お疲れ様でした。個人的には芝のキタサンブラックもそうですが、逃げ先行でレースを支配できる馬が好きなので、引退は残念です(この馬の場合は、気分の問題があるため脆さも同居していますが)。

2着にはサウンドトゥルーが追い込んで入着しましたが、この馬の実力は出せたと思います。来年は手薄になりますので、衰えがなければ一線級で活躍できると思います。
3着以下は情けなかったです。来年のダート路線は1戦ごとに勝ち馬がコロコロ変わる気がします。フェブラリーSチャンピオンズカップを勝ったゴールドドリームも左回り専用機で、デムーロ騎手の手腕によるところが大きいので、王者という感じもしませんし。。

前日にJRAホープフルSが開催され、売り上げの心配もあったようですが、結果的には1戦あたりの売り上げのレコードを更新したようです。ipatの普及で地方の売り上げがすごいことになっているようです。

(updated on 30/Dec/2017)