平昌冬季オリンピック

先週の金、土に行われたフィギュアスケート男子シングルは見入ってしまいました。

羽生選手のショートプログラムの出来に驚きました。去年の11月の怪我から復帰しての初めての実戦で、ノーミスで完璧にこなしたのを見て、信じられませんでした。しかもインタビューの中で完治していないことを示唆していたので、なおさらすごいと思いました。

素人なので全くわかりませんが、体の切れが他の選手より全く違うように見えました。また手足の長さもうまく生かして、本当に映えるなと感じました。

フリーはLIVEで見ましたが、右足が最後までもつか心配しながら、ハラハラした気持ちで見ました。後半いくつかバランスを崩しましたが、それでも転倒など大きなミスなくまとめられたのが、大きかったように見えました。

男子フィギュアで連覇したのは66年ぶりというのを聞いて、案外達成されていない記録だなと思いましたが、今回の羽生選手が達成できたのは、自分に対してプレッシャーをかけて、それを跳ねのけるメンタルによるところも大きいように感じました。前チャンピンという自覚をもちつつも、前回できなかったことに対するチャレンジするという気持ちを持つのは、なかなかできません。

 

銀メダルの宇野昌磨選手も素晴らしかったです。フリーは最初のジャンプで転倒しながら、他を完璧にまとめたのはすごいと思います。最初のミスでパニックになって、後がぐちゃぐちゃになってもおかしくない状況なのに、冷静に方針転換(羽生選手に追いつけないから、ベストを尽くそう)できた点はすごいです。ただ羽生選手ほどリーチが長くない分、若干映えない印象は受けました。

 

フェルナンデス選手はショートプログラム4回転ジャンプを決めたときは脅威に感じました。しかも羽生選手と同様リーチが長いので画面映えしますね。しかしフリーでは大技が少なく(意外でした)、フリーでは点数を稼げませんでした。

ネイサン・チェン選手はショートでぼろぼろの出来でびっくりしましたが、フリーでは4回転ジャンプを5回成功させ、フリーの得点では断トツでした。割り切れた点がいい方向に作用した結果かもしれませんが、若干ソチの浅田真央選手とダブってみえました。この選手はメンタルが充実すれば、恐ろしい選手になりそうな気がします。

 

いずれにしてもトップ選手達はプログラムの中に4回転ジャンプを入れていて、すごいなと思いました。

 

マスメディアは寒さなど競技外のネタで盛り上がってる嫌いを受けるのですが、素敵な競技を見せられるとそんなのは吹き飛びますね。

そもそも今年は世界的に厳冬で緯度的にも東北、北海道と同等で山間部なら寒いのは当然だと思います。そもそもソウルも雪こそ少ないですが、過去3月に訪問したときも十分に寒かった記憶があります。