第36回 フェブラリーステークス

  • 東京11R D1600m G1


G1に初挑戦したインティが完勝しました。
レースは好スタートから前走同様逃げの形をとりました。芝スタートが初めてだったため不安がありましたが、問題なかったですね。つっかける馬がいなかったため、前半1000mメートルはハイペースにならず、うまくコントールされているように見えました。直線に入り、残り400mくらいから後続を突き放しました。前半楽した分、ラスト3ハロンは35.4でまとめられましたね。逃げたときの武豊騎手の手綱さばきはさすがです。
最後甘くなってしまいましたが、マイル〜1800mは問題なさそうです。あとは地方の深いダートや2000mに適用できれば、レース選択が楽になりそうです。今回回避したルヴァンスレーヴとの対戦が楽しみです。

ゴール直前にはゴールドドリームが猛追しましたが、首差及びませんでした。東京マイルだと安定して強いですが、差し切れなかった当たり若干衰えを感じます。とはいえ、3着以下は4馬身離してますから、勝ち馬をほめるべきでしょうか。

そして藤田菜七子騎手騎乗のコパノキッキングは正直掲示板は厳しいかなと思っていました。というのは前走騎乗したマーフィー騎手から距離が持たないと断言されていましたからです。オーナーサイドの指示通りとはいえ、直線勝負に徹し、大外から5着まで追い込んだのは立派だと思います。馬の距離適性を考えると、掲示板に乗ったのは偉いと思います。
時期やメンバー等の問題で他のG1よりも集客が少ないレースですが、この日はTV中継からも盛り上がりを感じました。このコンビの参戦が集客に貢献したと思います。とはいえ、今後は1400m以下に専念してほしいなという思いもあります。

昨年の東京大賞典オメガパフュームは10着に沈みました。期待の4歳馬の1頭でしたが、マイルが短かったかもしれません。

(Updated on 18/Feb/2019)