ラグビーW杯 2019 その4

Quaterfinals:南アフリカVS日本

ラグビー日本代表が初めて決勝トーナメントに進出しました。対戦相手は前回のワールドカップで勝った南アフリカでした(余談ですが、2015年の予選で南アフリカ相手に後半の延長時間に逆転した試合は本当に感動します)。
南アフリカとの力の差を感じる試合でした。実力差もそうですが、南アフリカは日本のことをよく研究していて、良さを消していたと思います。

前半は南アフリカイエローカードを出し、10分間独り少ない状況で、かつミスも多かったのですが、その時間にトライを決められませんでした。スコアとしては5-3で折り返したものの、ノートライというのが最後効いてしまったように感じます(結果論ですが)。
後半に入ってからは、南アフリカペナルティキックでコツコツ点を積み上げ(日本のことを警戒しているようにも見えました)、そして2トライを決めました。最終的に26-3のスコアで終わりました。

攻撃の際のパワーがすごかったです。特に2トライ目のモールは圧倒的でした。そしてパワーだけでなく、デクラーク選手の重心の低いあたりだったり、スピードには対処できていなかったように思えます。彼がこの試合のMVPでしたが、その通りの活躍だったと思います。
また守備が固かったです。特にスローインはほとんど取られてしまい、苦しかったです。

日本代表の選手たちは満身創痍に見えました。そのせいか松島選手や福岡選手のスピードが影を潜めていたのかなと思います。一方的な展開で、南アフリカも最後まで攻め続けられていたにも関わらず、26点で抑えた日本代表は立派だと思います。最後まで我慢強く耐えていたと思います。
この2年間、(選手曰く)あらゆることを犠牲にしてベスト8を勝ち取った選手たちには本当にお疲れ様でした、と言いたいです。毎週末が楽しみで、ラグビーの楽しさに気づかせてくれた点も大いに感謝しています。

(updated on 21/Oct/2019)