- 大井10R D2000m G1
年末の地方競馬の大一番ですが、オメガパフュームが史上初の3連覇を収めました。帝王賞も含めて大井競馬場のG1は4勝目になりました。実力もそうですが、大井競馬場との相性も抜群です。レースも先行して、直線で抜け出すという危なげない形でした。このメンバーなら実力も抜けている分、不思議ではありませんでしたが、それよりも驚いたのは2着に頑張ったカジノフォンテンです。
この馬は純粋な船橋所属馬で、前哨戦の勝島王冠(S2)でノンコノユメやモジアナフレイバーなど完封した馬で楽しみだったものの、かつて勝島王冠を勝ちながら中央勢に勝てなかった過去を知っている身としては、厳しいだろうなと思っていました。
レースでは2番手を進み、残り400m程で先頭に立ってから伸びて、オメガパフュームが並びかけてからも、しぶとく粘りつつ伸びていました。本当に強くて、勝負強い馬だなと感心しました。直線はかなり痺れました。前走もモジアナフレイバーが凡走したわけではなく、直線伸びていたものの、カジノフォンテンの方がさらに伸びていたんだなと、レース映像を改めて見返しました。
このところ南関勢も頑張っているなと感じています。先に挙げたカジノフォンテン、モジアナフレイバーだけでなく、短距離のサブノジュニア（今年のJBCスプリント勝ち馬）などが善戦しました。オメガパフューム、チュウワウィザード（チャンピオンズC勝ち馬）、クリソベリル（帝王賞、JBCクラシック勝ち馬）は頭ひとつ抜き出ていますが、それ以外の上位勢とはいい勝負できる（展開等が向けば勝ち負け）レベルになっている馬が増えているなと思います。長らく地方競馬も見てきたものとして、嬉しいです。
